秋田県大仙市の秋田新幹線脱線事故現場付近で4日、秋田放送の男性記者が、運転が再開されたばかりの「こまち」を撮影しようと線路脇に入り込み、試運転中だった秋田新幹線新型車両「E6系(スーパーこまち)」を緊急停止させていたことが5日、JR東日本秋田支社などへの取材でわかった。 この影響で東京発秋田行きの「こまち13号」の到着が3分遅れた。 同支社によると、緊急停止したのは4日午前9時42分頃。JR奥羽線刈和野―神宮寺駅間で、スーパーこまちの運転士が人の立ち入りに気付いた。安全確認後、17分後に試運転を再開した。 秋田放送によると、記者は線路脇の電柱付近で三脚を立てて撮影していた。同社の立田聡社長は「乗客の皆様に多大なご迷惑をおかかけし、深くおわびします。今後、取材のあり方を総点検し、厳しく指導します」とのコメントを出した。