方針 仮想化は手軽に検証や試用ができて非常に便利だが、仮想マシンを数多く作ろうとするとディスクI/Oがボトルネックになりがちである。 そこでスケーラビリティを向上させるため、ストレージをKVMホスト管理下から完全に外す方法を検討する。二次的効果としてLive Migrationもできるようになるが、KVMホストをもう1台用意するまで検証はしない予定。 冗長性にはそれほどこだわらないが、容易に対応できる構成にしておく。 概要 iSCSIで家庭内SANを構築(これがやりたかった)。 ゲストはqemu-kvm組み込みのgPXE経由でSANブートすることとし、KVMホストにはイメージファイルを一切置かない運用とする。 要するに-hda=xxxや-drive file=xxxのような引数を与えずに、-boot nでそのままiSCSIを読みに行く。 root-pathはDHCP経由でgPXEに渡す。