現在プレビューが進められている20H1(Windows 10 Ver.2003)に含まれるWSL2(Windows Subsystem for Linux 2)は、仮想マシンベースでLinuxカーネルを動かすものだ。 Windows 10に搭載されているWSL(以下WSL1と略す)は、Linuxカーネルがなく、Linuxのカーネルファンクションコールは、すべてWindowsカーネル(NTカーネル)のファンクションコールに変換されいた。このため、Windows側の機能はほとんど問題なく利用できた。 これに対して、WSL2では、仮想マシン内部でLinuxカーネルがそのまま動作している「ほぼLinux」であるため、Windowsの持つ機能にアクセスするためには、さまざまな対応が必要になる。こうした問題の1つがNTFS上のソフトリンク(シンボリックリンクやジャンクション)への対応である。Windo