定例会見での「次の質問どうぞ」4連発で株を下げたかと思えば、数日後にはブログで謝罪を表明した河野太郎外務大臣(55)。 【写真】“河野事務所”が食費計上の店 だが彼の場合、外交交渉のみならず、事務所の“食費”もまた秘密のベールに包まれていて――。 *** 河野大臣が代表を務める政治団体「河野太郎事務所」の収支報告書を見てみると、飲食店の領収書がやたらと目に付く。それらは「事務所費」という項目の中に「食事代」として計上されている。 総務省が作成した「収支報告の手引」によれば、事務所費とは「事務所の維持に通常必要とされるもの」と定義され、例として挙げられているのは事務所の家賃、火災保険料、電話料金など。 「政治資金規正法は、金の出処を規制する一方、使い道は問わない。ですので、これらの食事代も実は違法とは言えないのです」(日大法学部の岩井奉信教授) 実際、事務所における飲食代も「職員の福利厚生費