西日本高速道路は14日、一部路線で今年4~9月、ETC(自動料金収受システム)を搭載した車の利用者から、現金でも通行料を徴収するケースが少なくとも196件あったと発表した。同社は、二重徴収に気づいて申告した53人に計約9万7千円を返金した。今後、申し出がなくても対象者を特定して返金し、二重徴収が生じないようシステムの改修を進めるという。 西日本高速によると、二重徴収を確認したのは、西名阪道、南阪奈道、阪和道、近畿道、堺泉北道の5路線。いずれもETCカードの利用明細を確認した利用者からの問い合わせで発覚したという。 ETCは高速道の出入り口と途中の料金所の計3カ所で通行区間を検知する。車載器にカードを挿入したまま途中の料金所で現金で支払った場合、出口でも課金され、二重で徴収されてしまうという。カードを挿入している場合は料金所でもETCの専用レーンを通れば適切に徴収されるとしている。 同社では
![西日本高速がETCの二重徴収 対象者を特定して返金へ:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ed223c98c4696f66824bfe60905728dcdc48e08a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2Fc_AS20181014002687_comm.jpg)