LTE方式の高速無線回線を利用した、スマートフォン(スマホ)向けの格安通信サービスの選択肢が広がってきた。格安サービスとしてはこれまで、インターネットイニシアティブ(IIJ)やイオンなど一部のMVNO(仮想移動体通信事業者)が、通信速度を150k~200k(ビット/秒:bps)に制限したサービスを月額1000円弱で提供していた。一方、速度制限がなく、一定期間の通信量を制限するサービスでは月額2000円弱が最低水準だった。こうした中で、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は速度制限がなく、月額料金を980円に抑えた通信サービスを2013年4月8日に開始した。通信量が1日につき30MBまでに制限される内容ながら、評判は上々だ。家族で共有する割安サービスもこのような月額1000~2000円のサービスを、NECビッグローブやソネットエンタテインメントも2013年春に相次ぎ投入した。さらに、