神奈川県鎌倉市の改憲に反対する市民グループ「鎌倉ピースパレード」が、デモの集合場所として市役所前庭の使用を申請したところ、市が「特定の政治的信条の普及を目的とする行為」に当たるとして不許可の決定をしていたことが分かった。グループは「憲法を守ることが、なぜ特定の政治的信条なのか理解できない」と反発している。 グループによると、十七日に予定するデモの集合場所として、庁舎前庭の使用を八月二十三日に申請。市は、庁舎管理規則に基づく「庁舎内行為許可に係る審査基準」に照らし、「特定の政治的信条の普及を目的とする行為」に該当することを理由に、同三十一日付で不許可決定をした。 市公的不動産活用課の鈴木康之課長は取材に「パレードのちらしの内容を見て判断した」と説明。ちらしには「民主主義を取り戻そう!九条改憲は戦争への道!」などと書かれ、「九条改憲の部分が一般的にどう受け止められるかなどを考慮した」と述べた。
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