私と「マクロス」の出会いは10年ほど前にさかのぼります。 当時の私は大変に暇を持て余しておりまして、日がな映画を観たり、音楽を聴いたり、昼間から酒を飲んで赤い顔をしてうなったりしていたのですが、その中で「そういや、ちゃんと観てないな」と「マクロス」シリーズの作品群をレンタルしてしまったのがそもそものきっかけでした。 数日後、一通りシリーズを鑑賞し終えた当時の私は、もうすっかりカルチャーショックを受けてしまいまして、飲み屋で「デカルチャーデカルチャー」(シリーズに登場するゼントラーディ語で「信じがたい」といった意味)言っていたら隣の知らないおっさんに「日本語を喋れよ兄ちゃん」と説教されたこともありました。今では素敵な思い出です。 その後も、関連作品が出るたびに追っていたのですが、長年のTVシリーズの沈黙を破りまして、ついに、ついに出ました最新作の『マクロスΔ』(マクロスデルタ)。毎週楽しみに