2011年07月23日 11:11 カテゴリ科学コミュニケーション 科学の自浄作用 Posted by science_q No Trackbacks Tweet 最近では、一般の人々も少しずつではあるが、科学論文というものの信頼性に疑問を持ち始めている。たとえ超一流誌に掲載された論文にも大ウソは五万とあるの だ。多くの人は、科学には自浄作用があると考えているかもしれない。間違った論文もいつかは否定され、駆逐されると。しかし実際は、あやしい論文が最終的 に取り下げられることは、データの捏造が明らかになった場合などいくつかの悪質なケースを除いてほとんどない。グレーな論文は、いつまでもグレーなまま存 在し続ける一方、清廉潔白な論文と何ら区別されることなく検索され続けるのである。それは一体どうしてなのだろう。アメリカの著名なサイエンス・ライターであるCarl Zimmer氏は、ニューヨーク・タイ