【弁護人(佐藤)】 ――被害者の証言を聞いてどう思ったか。 はじめてナマで被害者の声を聞いた。多くの人に多大な迷惑をかけていたと、自分の中で再確認できた。そのことは、(前から頭では)分かってはいた。分かっていたからこそ、その責任が全部自分にかかってきたら大変だとウソをつき続けていた。人として、明らかに正しくないことと理解した。 ――弁護士人も騙されてもっともらしく弁護することになった。同種事件で逮捕された前科があり、4人の誤認逮捕を知っていたのに、警察を挑発し、逮捕後も頑強に否認し、長期にわたって刑事司法をないがしろにした。疑いもなく、あなたに原因があるが、その心の闇に光を当てるために、不利な事実もありのままに話して欲しい。膿をはき出してもらいたい。 分かりました。 当初はもくろみ通りの展開――5月16日の第8回公判中の11時37分に送信したのはなぜか。 メールを受け取った方からの情報が拡