前回までのあらすじ 団達也と細谷真理は沢口萌にMTCで一緒に働こうと誘った。萌は自分が裏切った達也と萌と一緒に仕事することなど考えられなかった。 しかし、真理に「気概を見せてほしい」と言われた萌は、「私にだってできる」、そう思い、もう一度ビジネスの世界に飛び込もうと決心した。 シンガポールのMTCラボでは金子順平が発明した電池部品「K01」の生産が順調に進み、世界中から注文が入っていた。しかし達也は、これ以上注文を受けないように金子に指示した。達也は運転資金のメドがたたないうちに注文を増やしたら、会社のカネの流れが完全に止まってしまうと考えていたのだった。 アメリカのUEPC研究所にいるアンディーは、K01の特許は自分が業界雑誌に投稿したことで公知になっていることを吹聴していた。K01を量産できるロボットの制御プログラムの発明は金子だ。そして、ロボットそのものを開発したのは、現在UEPCに
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