リニア中央新幹線の建設工事をめぐる談合事件で、東京地検特捜部は大手ゼネコン4社による不正な受注調整に関わったとして「大成建設」の元常務と「鹿島建設」の担当部長を独占禁止法違反の疑いで逮捕しました。特捜部は巨大プロジェクトの入札の詳しい経緯について実態解明を進めるものと見られます。関係者によりますと、2人は談合への関与を否定しているということです。 東京地検特捜部によりますと、大川元常務と大澤部長は平成26年から翌年にかけて、JR東海が発注したリニア中央新幹線の品川駅や名古屋駅の新設工事の入札で、「大林組」や「清水建設」の当時の幹部らとともに事前に受注業者を決めるなどの談合をしていたとして、独占禁止法違反の疑いが持たれています。 リニア中央新幹線はおよそ3兆円の国の融資が投入された巨大プロジェクトで、駅の新設工事は難工事で発注額が大きいとされていますが、関係者によりますと、大川元常務と大澤部
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