日本女子が前回覇者オランダとの決勝を2分53秒89の五輪新記録で制し、悲願の金メダルを獲得した。 オランダのプロコーチだったヨハン・デビット氏(38)が、低迷が続いていた日本スケート界を救った。15年春、ナショナルチームのコーチ、スタッフを集めた新体制最初のミーティングで、参加した全選手に目標を言わせた。タイム、大会での順位…。だが、すべての答えに対し「イージーだ」と答えた。日本に足りないと感じたのは、戦う意識とフィジカルの強さ。「殻を破れ」と意識改革を求め続けた。 体脂肪率は男子が9~10%、女子は20%を目指させた。宿舎で差し入れのドーナツを食べている選手を見つけると、「金メダルを取るつもりはないのか」と顔を真っ赤にして怒った。食事の量、睡眠時間も管理。延々と続く猛練習に、選手から「中学生の部活みたい」と不満の声も広がった。 だが、ひるむことなく、日本スケート連盟にも変化を求めた。遠征
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