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ブックマーク / parupuntenobu.hatenablog.jp (5)

  • モダンガール、エアガール…昭和の「尖端ガール」たち - 昭和考古学とブログエッセイの旅

    昭和初期とはどんな時代か。これは政治・経済・文化・・・人によって切り口が変化します。それが歴史の多様性というもので、見方は一つではありません。 その中でも、社会史・女性史という点という観点から見ると、女性の社会進出が急激に広まった時代という見方があります。 女性は家庭に入り家事をやっていればいい・・・そんな古い価値観にヒビが入り始めたのは1920年代、大正末期のこと。 格的な社会進出が始まったのは昭和初期の5~6年頃ですが、その間接的な証拠に、女性の社会進出をもじった新語が、この時代に雨後の竹の子の如く出現しました。1930年前後の流行語辞典を見てみると、 「○○ガール」 という言葉が山ほどあらわれます。1920年代の辞書には全くなく、明らかにこの時代に生まれた言葉ということを物語っています。 大手を振って社会に出る女性たちを世間は、 「尖端ガール」 と呼んでいました。 「尖端ガール」っ

    モダンガール、エアガール…昭和の「尖端ガール」たち - 昭和考古学とブログエッセイの旅
    watapoco
    watapoco 2018/07/06
  • 『ルンペン節』から見える昭和のニッポン - 昭和考古学とブログエッセイの旅

    タイトルからいきなり「ルンペン」ときましたが、ルンペンって言葉を知っているでしょうか。ルンペンとはドイツ語でボロ布という意味で、それが日に入り、転じて「浮浪者」「失業者」という意味になりました。破れた帽子をかぶり、穴が開いた服を着ている人、それがルンペンの標準イメージです。 元々は、朝日新聞に連載されていた小説『街の浮浪者』の”浮浪者”に、作者の下村千秋が”ルンペン”とルビを振ったところ、それが流行語になったのが始まりだそうです。 だいたい昭和ひと桁の頃に流行した用語で、 (「社会ユーモア・モダン語辞典」(1932年)より) 当時の新語・流行語辞典にも掲載されています。 平成生まれの人はなんだそりゃ!?でしょうが、私のような40代では、ほのかなノスタルジーを誘うような語句でもあります。小学生の頃、大阪のあいりん地区にたむろしていた身なりがよろしくない日雇労働者を、「ルンペン」と指さしてい

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    watapoco 2018/07/06
  • 映画『火垂るの墓』番外編 現代に残る三ノ宮の戦争の痕 - 昭和考古学とブログエッセイの旅

    先々週だったか、亡くなったアニメ界の巨匠、高畑勲監督追悼記念に『火垂るの墓』をテレビで放送していました。 その後、台湾や香港でも追悼放送されたらしく、みんな目に汗を浮かべていたということがネットで書かれていました。あの映画で涙するのは世界共通のようです。 このせいか、私が以前書いた『火垂るの墓』関連の記事へのアクセスが放送当日から数日間、バズりにバズっていました。 放送中にさりげなくつぶやいたツイートも、2500リツイート突破。約3日間、Twitterの通知で私のケータイがバイブで終始震えっぱなし。バッテリー減少速度が通常の3倍どころか10倍以上になってしまいました。 まあ、私も放送確定から、 「これは絶対来る!」 と、何度もリライトして待ち構えていたんですけどね。 parupuntenobu.hatenablog.jp parupuntenobu.hatenablog.jp これを見て下

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    watapoco 2018/04/24
  • 日本人が誤解している飲茶の世界 - 昭和考古学とブログエッセイの旅

    私のブログをずっと読んでくれている方には、何をいまさら的な事ではあるのですが、かつて・・・もう20年以上も前になりますが、中国に留学し中国語を学んでいました。 最初に中国の地に降り立ったは1994年、今からもう24年も前になるのですが、場所は上海。今でこそ上海はアジア屈指の大都市ですが、私が住んでいた時は「元大都市」。 発展に取り残されたかのような、近代的な古い町並みが残り、松尾芭蕉の「兵(つわもの)どもが夢の跡」の句を思い出させるような都市でした。今でこそ吉野家にココイチ、モスバーガーにサイゼリヤとてんこ盛りですが、私が上海の空気を吸い始めた頃の上海には、マクドナルドすらなかったのです。 その分、「魔都」と呼ばれた魅惑の都市の面影が、雰囲気ごと色濃く残っていました。かつてここを訪れた芥川龍之介、谷崎潤一郎、金子光晴などの文学者がステッキ片手に散歩をし、ゾルゲのような世界のスパイが暗躍する

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    watapoco 2018/03/10
  • 日本人の中国語読み - 昭和考古学とブログエッセイの旅

    では、中国人の名前は、たとえば「習近平」を「しゅうきんぺい」と日語で読みます。 中国語読みは「シーチンピン」なのですが、 「中国の『シーチンピン』国家主席は・・・」 とニュースで流れても、誰もピンとは来ないでしょう。なんだか麻雀用語みたいで、後に「ドラ2で満貫」と付け加えたい気分。 やっぱり「しゅうきんぺい」が落ち着く。 韓国人の名前は、昔は「金日成」を「きんにっせい」、「朴正熙」を「ぼくせいき」と日語読みで呼んでいましたが、今は「キムイルソン」「パクチョンヒ」ですね。 韓国人は日人の名前をそのまま読みます。「田中将大」は「タナカマサヒロ」となり、漢字の韓国語読みで「チョン(田) ジュン(中) ジャン(将) デ(大)」とは言いません。 というか誰やねんそれというほど、「タナカマサヒロ」の面影のかけらすらない。 韓国人の名前は韓国語読みするのは、韓国人が日人の名前を日語読みして

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    watapoco 2017/06/07
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