欧米では人気のある「オーディオブック」を日本に持ち込み、2004年に創業したオトバンク。当初は聴く人も少なかったが、スマートフォンの普及が追い風となり、市場が成長しつつある。今年になって大手出版社との協議会も発足した。 創業者の上田渉氏は、かつて音読を中心とした勉強法で志望校に合格。失明して本が読めなくなった祖父の影響もあり、本を音声にして多くの人に届けたいと志した。2012年には当時29歳の後輩に社長を譲り会長に就任している。広報の中川さんに、会社のいまをレポートしてもらった。 声優やナレーターの朗読により「本を音声化」 突然ですが、みなさん月にどれくらい読書をしていますか? 文化庁の「国語に関する世論調査」(平成25年度)によると、月に1、2冊読む人が34.5%、全く読まない人が47.5%。 うう、みなさん本が嫌いになってしまったのでしょうか…。実はそんなこともなさそうです。読書量が減
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