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2012年8月27日のブックマーク (2件)

  • 色彩理論:色彩調和:配色技法(類型的配色)

    ■ ドミナントカラー配色 (色相のドミナント) 色相で全体的な統一感をはかる方法。 等色方面から選択する同一色相配色が基となるが、類似色相配色までの範囲でまとめてもよい。ドミナントとは「支配的な」「優勢な」の意味。 (例:茜色の夕焼け空、新緑の木立) ■ ドミナントトーン配色 (トーンのドミナント) トーンで全体的な統一感をはかる方法。 同一トーン配色を基とし、類似トーンまでの範囲でまとめてもよい。 (例:霧のかかった街並の風景、ベビー用品売り場) ■ トーンオントーン配色 (同系色相の濃淡配色) 明度差を比較的大きくとった同一色相配色で、類似色相までの範囲でまとめてもよい。 色数が2~3色では、明度差のある自然連鎖(ナチュラル・ハーモニー)にすることにより、なじみ感や親近感のある配色となり、多色化のときは、明度グラデーションの効果ともなり、絵画技法のキアロスクロやグリザイユ(無彩色や

  • 色彩理論:色彩調和:配色技法(色相分割)

    ● 西欧の配色調和 ニュートンのスペクトル発見以来、6色相や12色相の色相環でそれぞれに補色配色を色彩調和の典型とした、ゲートの「目の生理的特性に基づく調和論」やシュヴルールの「絵の具の混色による調和論」が展開された。 ルードの「美しい配色は、たくさんの色を使うことによってできるのではなく、ごく限られた色の使用によって達成できる」のように、西欧での色相の捉え方は限られた色相範囲にするのがオーソドックスな理論となっている。 ● イッテンの色相分割による配色調和論 スイスの美術教育者であるイッテンは、著書の「色彩の芸術」(1961年)で色彩調和論を展開している。 イッテンの色相環は絵の具の三原色である赤・黄・青の混色に基づいて、計12色相環を位置付けた。色立体は球形とし、中心軸に無彩色を位置付け、伝統的認識として補えられている色相分割の方法を基に2色から6色配色の基形式とした。 (参照:色彩