スマートフォン「BlackBerry」の新機種「BlackBerry Bold」が,夏に米国で発売される。同端末を国内で販売するNTTドコモは,08年度内の国内発売を計画している。新機種はW-CDMA/HSDPAに対応し,日本でも両方式で利用できる見込み。GPSや無線LAN,H.264動画再生などを内蔵し,用途拡大を図る。 企業向けのスマートフォンとして北米を中心に普及している「BlackBerry」に,新機種が加わる。同端末を開発するカナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)が,5月に米国フロリダ州で開催したイベント「Wireless Enterprise Symposium 2008」で「BlackBerry Bold」を発表,展示した(写真1)。北米で今夏に発売する予定としたが,価格は明らかにしなかった。 BlackBerry Boldは,第3世代携帯電話方式のW-CDMAの高速版
累計1316万台──。ドコモの90xiシリーズと並ぶ主力機種といえるほど売れる携帯が「らくらくホンシリーズ」である。らくらくホンシリーズは、2005年4月に累計500万台、2006年4月に733万台、2007年4月に1000万台を販売し、2008年6月末現在の1316万台に至る。年に約300万台のペースで伸びていることからも分かるように、シニア携帯の市場はかなり大きい。 ユーザーの増加に応じて増してくるニーズの多様化。らくらくホンシリーズはこの多様化に対応すべく、2007年3月に基本機能の使いやすさに特化したベーシックモデル「らくらくホン ベーシック」、2008年3月にワンセグや国際ローミングといった最新機能やサービスも搭載するハイスペック志向の「らくらくホン プレミアム」を追加し、らくらくホンシリーズの中でもハイスペック/スタンダード(らくらくホンIVなど)/ベーシック/シンプル(らくら
携帯電話の契約数が1億を超え、市場は普及期から成熟期へと移行した日本の携帯電話市場。それに伴い、携帯電話を取り巻く市場環境は急速に変化し、それは通信キャリアの戦略にも色濃く反映されている。 7月17日、Symbian Summit Tokyo 2008の基調講演に登場したNTTドコモ 副社長の辻村清行氏が、ドコモが考える携帯電話の進化の方向性について説明。今後のモバイルの進化は(1)モバイルのブロードバンド化(2)リアルとサイバーの融合(3)グローバル化 が中心になるという見方を示した。 動画のアップロード需要が拡大――モバイルのブロードバンド化 今や、下り最大7.2Mbpsのデータ通信が可能になるなど、モバイルインターネットの世界では高速化が進み、ドコモは2010年にもスーパー3G(LTE)を導入する予定。携帯電話が固定通信なみの通信速度を持つようになる世界では、それを生かしたサービスが
連続14ヵ月間、契約者数を伸ばし続けているソフトバンクモバイルが、「iPhone」で大波に乗ろうとしている。しかも、販売価格は格安だ。彼らのビジネスモデルに弱点はないか。 2万3040円――。 メディアがいっせいに破格の安値だと報じたiPhoneの販売価格について、記者団から問われたときだった。 KDDIの小野寺正社長兼会長は、おもむろにメモ書きを取り出した。「ある米国の調査機関によると、(米国での独占販売権を取得した)通信キャリアのAT&Tは、199ドルのiPhoneを売るために、一台当たり325ドルの販売奨励金を負担している」。 auの契約者数をジリジリと奪われ、iPhoneの販売権まで手に入れて勢いづくソフトバンクモバイルへの、憤懣やるかたない胸中が透けて見えるようだった。 なにしろ、昨年秋に総務省が定めたガイドラインによって、「分離モデル」を導入したばかりだ。端末の販売価格
シンビアンの久氏 会場は満席となった 7月17日、シンビアンのカンファレンスイベント「Symbian Summit Tokyo 2008」が開催された。メインセッションには、シンビアンやNTTドコモ、富士通、シャープ、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズらのキーパーソンが登場した。 シンビアンの代表取締役社長の久晴彦氏は、毎年行われている「Symbian Summit Tokyo」への事前登録者が1500人を超え、年を追って参加者が拡大している状況を説明したほか、国内のSymbian OS採用携帯電話が、88機種、累計で3800万台になったとした。 「Most widely used software on the planet、我々は、世界で一番広く使われるソフトになりたい」と語り、企業各社に対して、Symbianのプラットフォームを利用して、「世界で一番のゲーム」「世界で一
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