マリオがコインを取ったときの「チャリーン」という効果音を任天堂が音商標として出願したことがちょっと話題になっています。この効果音は、単なるゲーム内の音というだけでなく、任天堂CMのサウンドロゴとしても使われていますので、商標登録出願するのはうなずけます。 さて、音商標と言えば、昨年2015年の4月から出願の受け付けが始まったわけですが、その時点での代表的な音商標のひとつとして、大幸薬品の正露丸のCMで使われている軍隊ラッパの音楽(「食事」というタイトルで古くから使われているものです)がありました。実際、音商標の受付開始初日(4月1日)に出願されています(関連過去記事)。 しかし、この出願は現時点でもまだ審査中です。同日に出願された同社の「クレベリン」の音商標は2015年11月に既に登録されているにもかかわらずです。 特許とは異なり、商標の場合には審査経過書類(業界用語でいう「包袋」)をJ-