KDEプロジェクトは21日、統合デスクトップ環境KDE(K Desktop Environment)の次期バージョン「KDE 4.0」のリリーススケジュールを公開した。「KDE TechBase」にアップロードされた情報によれば、最初のα版を5月に、最初のβ版を6月に公開した後、9月のリリース候補版を経て10月に正式版をリリースする予定。 5年半ぶりのメジャーアップデートとなるKDE 4.0では、アプリケーション環境を支えるフレームワークが一新。基盤プラットフォームとハードウェアの中間に位置し、自動認識や互換性向上に貢献する「Solid」や、KDE 3以降開発が停滞しているaRtsに代わりマルチメディア機能を提供する「Phonon」が組み込まれるなど、基本レイヤ層の大幅な見直しが行われる。 KDEを特徴づけるデスクトップの外観も、新しいGUIの実装を目指すプロジェクト「Plasma」により