赤いリンゴに交じって木になる真っ白なリンゴ=青森県南部町の名久井農業高校提供卒業にあたって白いリンゴをならせることに成功した木の前に立つ名久井農業高校の女子高生5人=青森県南部町 リンゴの産地、青森県の農業高校の女子高生5人の作った「白いリンゴ」が注目されている。「白いままでは甘くない」という農家の先入観を打ち破り、甘さもたっぷり。収穫後の変色の問題も解決し、大学や国主催のビジネスコンテストの高校部門でトップ賞を受賞した。5人は今春卒業だが、高校の後輩が研究を引き継ぎ、商品化を目指す。 京都大が昨年11月に開いた「テクノ愛’09 発明&事業化プランコンテスト」。約300点の応募があった高校の部で、白と他の色のリンゴを組み合わせた贈り物「メッセージ・アップル」がグランプリに輝いた。手がけたのは、リーダーの梅田愛さん(18)ら青森県立名久井農業高校(南部町)3年の生活科学科4人と生物生産科