以前、個人は世間を信用しなくなったという記事を書きました。思えば僕が社会についてなんか書こうと思う理由はすべてがこの個人主義、または利己主義の残酷さについてでした。 最近、自分のブログや増田をはじめてまるまる読み返してみたのですが、てきとうに書いてきた文章も総体的に見れば自分が何を言わんとしているのか、自分でも気づけていなかった核のようなものがわかった気がいたします。それがおそらく日本の閉塞感の最たる原因である利己主義についてだったと思うのです。 長文(5000文字強)になりますが、読んでいただけたら幸いです(読んでくださいと書くのは何気に初めてです) おそらく最も根本にある原因は資本主義による感情の無謬化と一様化ではないかと捉えることができます。 無謬化とは自己の無謬性、自分は善人であり庶民であり個人であり悪人ではないと考えるような、臆病で間違う可能性のある行動や発言をしない常識ある一般