出張で地方のビジネスホテルに泊まった。 部屋に入ると、格安のマッサージサービスがあるという案内の紙が置いてあった。 ちょうど一日中歩いて疲れていたので、フロントに電話をかけると90分ほど待ち時間があると伝えられた。「長いな」と思ったが、帰りに買ったビールを飲みながらVODで短い映画を観たらちょうどいいかと思い申し込むことにした。 適当にVODの映画を漁り、観る映画も決まってビールの蓋を開けたところで部屋のチャイムが鳴った。 ドアを開けると、作務衣を来たおっさんが立っていた。 さっき電話してからまだ5分も経っていなかったが、前の客のキャンセルがあり、時間が早まったと言う。 だったら一言電話してくれよと思ったが、このまま受けて早く寝るのもいいと思い直し、ビールを飲み干してマッサージを受けた。 おっさんとは適当に仕事の話やこのへんの名物の話などの世間話をしながら、可もなく不可もないマッサージを1