2年ぶりの東京モーターショーが12月3日から開催される。それに先立ち、11月30日と12月1日の両日は報道関係者限定で公開される。今回は、会場を縮小して幕張メッセから東京ビッグサイトに移すほか、前回に続いて米GMやフォードといった「ビッグ3」は参加しない。 現代自動車が販売を撤退するなど日本の自動車市場は「長期低空飛行」が続いているため、日本で存在感をアピールしても意味がないと考える海外メーカーは増えており、これが東京モーターショーの衰退につながっている。 東京モーターショーはかつて、デトロイト、フランクフルトの両モーターショーと並んで「世界3大モーターショー」と呼ばれていたが、今や北京や上海のモーターショーに比べると、出展企業や出展面積など活況ぶりは足元にも及ばなくなった。しかも日本の勝ち組企業の「代表選手」であったトヨタやホンダも赤字経営に苦しんでおり、ショーを盛り上げる余力がない。
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