「三十分で読めるサイト」がお望みだと某所で聞いたので、30分と言わず3分で読めるように「差分」をまとめてみましょう。 捕虜殺害についての秦郁彦の推定(幕府山のことだけを考えても明らかに過少だけど)を採用したとして、短期間に3万人もの捕虜を殺害したという事例は、近現代の戦争史において特筆に値する。投降してくる兵士を捕虜にせずに殺してしまう、というのはたしかに多くの軍隊に見られる現象だが、武装解除していったん兵舎に収容した捕虜を万の単位で殺害する、などということはそうそうあることではない。 南京の日本軍は、少なくとも師団レベルで組織的に捕虜を殺害している。上海派遣軍参謀だった長勇が「ヤッチマエ」と命じたという証言が正しいとすれば(そしてこれについては偕行社の戦史も事実だろうと認めている)軍のレベルで収容した捕虜の殺害を組織的に行なったことになる。いずれにしても近現代の戦争史において特筆に値する
諸君、余だ。 大日本帝国を糾弾するのに熱心な反歴史修正主義者が大日本帝国と同じようなことをしている中国に対して積極的に糾弾しているように見えない、と諸君が疑問に思っているようなので余が答えよう。 簡単なことだ。 正しい情報が流布されている分には批判する必要がないからだ。 正しい情報の下、諸君がどのように判断しどのように行動するかは諸君自身に委ねられているのだ。 考えてみるがよい。 反歴史修正主義は歴史修正主義に対するカウンターアクション。そもそも歴史修正主義者が偽りの歴史を流布していなければ、そういう活動をする必要は無いのだ。 反歴史修正主義者にとって、歴史修正主義者の偽りを暴くことが目的であり、大日本帝国の負の歴史について発言するのは偽りを暴くための手段にすぎない。 全てがそうとまでは断定せぬが、反歴史修正主義者にとって大日本帝国を糾弾するのは目的ではない。 偽りを暴くための手段として大
こんなブックマークから。 →はてなブックマーク - 上から目線ゲームの掲示板について - 愛・蔵太のすこししらべて書く日記 2008年03月30日 Apeman テキトーなこと書いて批判されまくってもじっと我慢していれば「論争の目的が○○氏を叩くことに変化しているような」とか言ってやるひとが登場するので疑似科学はやっかい 擬似科学批判と比べると歴史修正主義批判者のほうが圧倒的に自分の政治的立場を名言し、その左寄り的イデオロギーを丸出しにしていて、右寄り批判と同じ手法で「歴史修正主義」的テキストを叩いているところが、あんまり好感度が持たれない(どっちもどっち、的にしか支持されない)原因なんじゃないかと思います。 だって、普通の人間は右寄りの人も左寄りの人も、政治に興味持ってる人にたいして興味ない(というより、はっきり言ってウザいと思っている)わけで。 正しいことを言っているのに、なんで信者は
(承前) 相対化という問題 もちろん、歴史修正主義の議論がすべて差別主義とイコールで結ばれるという訳ではない。否定論を少しでも認めることが、ただちに差別主義に加担することだなどと言われれば強く反発を覚える人も多いだろう。私もちょっと決めつけすぎだなとは思う。右派言論の多くが、そうした差別主義と親和的だからと言って、個々の修正主義的議論が必ずしも差別的認識を前提にしているわけではない。歴史的な問題についての議論に的を絞った洗練された南京事件否定論そのものは、必ずしも差別主義とはいえない。 だから、そうした差別主義的言動を脇におくとして、純粋に歴史的問題として考えようとすれば、素人目には一見判断が付かない厄介な問題なように見える。ただ、こと南京事件否定論にかんして大きな問題になるのは、ネットで蓄積されている議論というのが、否定論と反否定論だという事実に一因がある。 南京事件否定論はネットで非常
第1回全日本剣道選手権大会決勝 榊原正錬士対阿部三郎教士 第1回全日本剣道選手権大会は、昭和28年11月8日、東京の蔵前国技館で全国より53名の剣士が参加して開催。1万人を 第1回全日本剣道選手権大会決勝 榊原正錬士対阿部三郎教士 第1回全日本剣道選手権大会は、昭和28年11月8日、東京の蔵前国技館で全国より53名の剣士が参加して開催。1万人を超える 観衆が集まった。 本大会は、戦前の剣道界の慣習であった専門家、非専門家の区別を廃し、選手の資格は年齢、段位、称号などに一切の制限を設けず、 各府県の予選を経て代表者を出し、剣道日本一を決するという画期的な構想によるものだった。 優勝の榊原正は大正9年愛知県蒲郡市生まれの33歳、名古屋矯正管区法務教官(剣道師範)、のちに剣道範士八段。戦前は名門東邦 商業で活躍した剣士。準優勝の阿部三郎は大正8年福島県相馬生まれの34歳、警視庁の剣道選手でのちの
次の動画を見ていただきたい。 20050701 朝まで生テレビ「激白!元帝国軍人があの戦争を語る!」南京大虐殺(1/2) 20050701 朝まで生テレビ「激白!元帝国軍人があの戦争を語る!」南京大虐殺(2/2) ここで語ってらっしゃる寺嶋芳彦氏はフィリピンでの遺骨収集に取り組んでこられた方です。 http://homepage2.nifty.com/munesuke/photogallerly-oinohukei-terashima.htm で、これが放映された時の保守ブロガーの反応はこうです。 Let's Blow! 毒吐き@てっく: 南京大屠殺?・・・夢でも見とるのか? Let's Blow! 毒吐き@てっく: 南京大屠殺?・・・夢でも見とるのか?その2 当時そこにいらっしゃった方の証言と、ただのイチ保守ブロガーのどちらを信じるか、それは個人の自由です。 私は寺島氏の証言を信じました
金城模(キム・ソンモ)版のマンガ嫌日流【AA】が、アキバのいくつかのショップに15日に並んでいた。日本語版の金城模・マンガ嫌日流を出したのは、マンガ嫌韓流を出版した晋遊舎。韓国で発売された際は『「感情ではなく確実な根拠を持ち、鋭く突出した韓日問題を論理的に証明した」と強調した』というものだって。 同名のタイトルマンガ嫌日流が昨年(2006年)7月に日本版が発売されているけど、今回のマンガ嫌日流は、韓国の人気漫画家(著者プロフィールより)の金城模(キム・ソンモ)氏によるもので、日本語版で追加された日本版特別あとがきによると『「この作品は、韓国の一人の作家によって、韓国人が習った歴史事実について描かれている。またこの作品を読む日本の読者にも、この正確な歴史をしっかり伝えたいと思っている』とのこと。 でもアキバの某店スタッフいわく、『頭のおかしいキチガイが書き殴ってる。ものすごい勢いでヤバイです
「大したことない」という論理 - ノーモアのコメント録を読んで,何で相当割合の日本人が「たいしたことない論者」に流れてしまうのかについて,「たいしたことない論者」をバカにするだけじゃ解決しないだろうと思ったので,分析してみた. 基本的に「たいしたことない論者」は別に南京否定論が真実だと思って主張しているわけじゃなくて,中国が非難してくる南京大虐殺を心情的に処理することが出来ないから発作的に南京否定論にすがりついてるに過ぎない.そんな人に南京否定論は真実ではありませんと言っても,キリスト教の人に神なんているわけないだろボケと言ってもどうにもならないのと同様に,考えを変えるわけがない.*1 自分も理性では肯定派がもっともな主張をしてるのはわかるんだけど,正直,肯定派が南京大虐殺について書く文章を読んでいると感情的な面で処理できないことが多い. 何で処理できないかを考えるために,身内で悪いことを
http://fromdusktildawn.g.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080103/1199312777 ポイントは、たとえ南京事件がなかったとしても、 「南京事件はあった」ことにすること自体は、 とても簡単だということ。 そもそも、レイプも虐殺も皆無の戦争なんてほとんどないんだから、 よくある戦争中のレイプや虐殺に「南京事件」というラベルを 貼れば、はい、一丁、南京事件のできあがり!なわけです。 この意味で、「歴史的事実」などいくらでも捏造できるし、 それを立証することなど簡単だ。 やってもらおうじゃないか。お題は「日露戦争において日本軍はロシア軍の捕虜を万の単位で虐殺した」か「アジア・太平洋戦争において、アメリカ軍は国内の収容所に収容した日本軍捕虜を組織的に多数殺害した」のどちらか、でどうかな? で、それを日露の、あるいは日米の近現代史家に納得
いや、下記はてなブックマークのid:bin3336氏のコメントに対して思ったことなんですがね。 まあ、肯定派が愛国左翼だったら、「〜は否定できないから、(中国のプロパガンダに対して)日本はこういう戦略で対抗すべきだ」のように建設的な意見を言うと思うけどね。 はてなブックマーク - 正しい意見を間違っているかのように印象づけるテクニック - 劇場管理人のコメント - 分裂勘違い君劇場グループ で、建設的かどうかは分かりませんが、私は過去にこういう発言をしています。 既に学術的には歴史上の事実として確定している南京事件をわざわざ否定することで蒸し返し、中国に日本を責める口実を与え歴史認識カードを渡している南京事件否定論の方が売国行為であり戦後日本の名誉を著しく傷つける行為。南京事件否定論者には自らの行いが日本の恥を世界に曝していることを自覚してほしいものです。 戦史上の南京事件 - 模型とかキ
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