タグ

ブックマーク / d.hatena.ne.jp/mellowmymind (11)

  • Mellow My Mind - 「『あまえる』ということについて」を読んで

    「人はさびしいとおかしくなるネ」「人は自己欺瞞をかかえているとおかしくなるネ」「てゆか人がおかしくなる状況ってほとんどこの2つの複合技だよネ」なんてことを30年以上ぼんやり生きてきてなんとなく理解するに至りまして、さてそれでは自分のおかしいところをどうやってほどいていったらいいんだべ、とか思ったりしてるわけですが、たまたま手に取ったこのの一番最後に載っていた文章を読んでたいへんな衝撃をうけました。日語ということば (Little Selectionsあなたのための小さな物語)作者: 赤木かん子出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2002/05メディア: 単行このシリーズは、赤木かん子さんがテーマに合わせて、古今東西の名文家によって描かれたいろいろな短編を選んでまとめたものです*1。わたしが最も衝撃を受けたのは、「『あまえる』ということについて」という、筆者が幼い頃の思い出を重ねて宮

  • さびしさの運用について - Mellow My Mind

    「このさびしさをどしたらいいの」ということを延々考えて、人生単位で見てもそれはそれは長い時間を浪費しました。その中でまず気付いたことは「人はさびしいとおかしくなる」ということでした。ひっくり返すと、人がおかしなことやってるときは、だいたいさびしいんだよな。さびしさを動機にして人や自分を裁いても、よけいさびしくなるばかり。なにかを裁くということはなにかを切り捨てることだ。一度切り捨てられたものは時間が止まってしまう。もうそこからは何もうまれないのでした。さびしいのに、いろんなものをどんどん切り捨てて、自分さえも許せなくなって、狭く、小さく、よけいさびしさを募らせるばかり。おかしなことだ。さびしさとは無縁に見える、幸福そうなあの人と、わたしは何が違うんだろう。考えればなにもかも違うように見えたし、でも当のところはどこがどう違うのかよくわからない。ただ、自分がさびしさにふりまわされていることだ

  • Mellow My Mind - ドット絵マリオクッキー

    バレンタインデーも近いということで、クッキーを焼いてみましたよ。マリオです。なかなかカワイイでしょう。うふー。少し手間はかかるけど、作り方自体はカンタンなので、ちょっとしたプレゼントなどにオススメです。【作り方】まず最初に型紙を作ります。方眼紙にドット絵を書き写して、パーツごとに切り分けます。それぞれにパーツ名、上下の向き、色を書いておくのを忘れずに。バラすとわかんなくなっちゃうので。クッキー生地を作り、麺棒で薄めに延ばして、型紙のとおりにカット。カット後も型紙は外さずにのせたままにしておく。 今回のクッキー生地のレシピはこちらを参考にして作りました。 http://www.ntv.co.jp/ito-ke/new2/cooking2/20051018/01.html ホットケーキミックスと生クリームを混ぜるだけでものすごく簡単。 できあがりもホントにサクサクでおいしいよ。 カットした生地

  • うわさのananセックスとくしゅう(追記あり) - Mellow My Mind

    (18歳未満は見ちゃダメー)あちこちで話題になっているananセックス特集。流行の先端を行くおいらももちろんチェック済み!はいっ、どーーーーーーーーーーーん!!!!!っておい、いつのだよ!!と問われれば、1990年5月4日・11日合併号と答えます。16年前ですね。前年の'89年にananが初めて「セックスできれいになる」特集をしてセンセーションを巻き起こし(たんだよね?)、これはその1年後の特集第2弾になります。念のためいっとくと、わたしはこれリアルタイムで手に入れたわけじゃなくて、大学生の頃('94年くらい?)に捨ててあった雑誌の束からちょっぱってきたものです。トレジャーハンティング、イェー。拾った時点ですでにちょっと古い特集ということですでにネタ感強めでしたが、なんとなく捨てずに寝かしておったのです(その間、待ち合わせの目印等に活用)。しかし刊行から16年も経つと、ちょっとした民俗学の

  • 感情を加工するということ - Mellow My Mind

    感情を加工するくせがついてしまうとどんどんさびしくなっていくので気をつけようの巻。その最たる例が「死にたい」だと思う。シリアスかつカジュアルに「死にたい」と口にする人は、でも、「死ぬのちょーたのしみーッ! 死にたくて死にたくてたまんない! どうやって死のうか迷っちゃうなー! あー早く死にたい!」という感じにはあんまりならない。だいたいの場合「死にたい」は皮をはいでいくと「もっと楽しく生きたい」「もっと充実感をもって生きたい」になる。「もっと楽しく生きたい」→ だけどそれは自分には無理ぽい → だったら「死にたい」、そういうことだと思うんだけど、これが感情の加工です。出だしから「死にたい」だったら「死ぬのちょーたのしみーッ!」ってなるはずなんだよね。そうならないってのは、欲望と直結してないってことで、それはつまり加工された感情ってことです。「死にたい」という人には加工のプロセスが当たり前すぎ

  • 先週のananの「男に好かれる女」とくしゅう - Mellow My Mind

    ■[雑誌]先週のananの「男に好かれる女」とくしゅう はーい、みんな、連休エンジョイしてる? 花園神社の酉の市行って、でかい熊手買ったりしてる?(たぶんしてない) わたしは家にこもりっきりでーす。ワーイ。 しごともおかねもないのでおうちにいるのがいちばんでーす。 ヒマでプアーな乙女の娯楽といえば古雑誌を読みあさることに尽きますね。 いわゆる小人閑居して不善を為すってやつですね。(そうですね) そして今回の不善の成果がこれです。 ハサミで紙をチョキチョキ切って、スティックのりでペタペタ貼るのは楽しかったでーす。 それから、日ペンの美子ちゃんとかはもう間に合ってるんで、おすすめしてくれなくて結構ですヨ。とっくに資料請求済み! いまだに忘れた頃に勧誘のハガキがくるのよね。 ところで、この手の特集を見て感じる違和感て結局「マーケティングでなんとかしようとするな!」ってことだなーと思いました。この

  • 恋とはいったいなんじゃろか・2 - Mellow My Mind

    ■[mind]恋とはいったいなんじゃろか・2 (すげえ長いからヒマなときに読むといいよ……) 世の中にはどうしてもダメ人間とばかり恋に落ちてしまいがちな人というのがいるものです。しかしそういう人とて、「ダメ人間発見! しゅてき〜(はぁと)」と恋に落ちるわけではないのであり、繊細で感受性も才能も豊かで一見まともに思えた魅力的だと感じた人が、つき合ってみるとダメ人間でした、がっくし、というのがだいたいのパターンだと思います。この手のダメ惹かれタイプの人は、そういう恋を繰り返すあまりに、しまいにゃ「繊細で感受性が豊かで非凡な人間は、傷つきやすくて、この世の中では生きづらいから、ダメ人間なのは仕方ないのかしら……」とあきらめだしたり、「ダメ人間だけど面白くて魅力的 or しっかりしてるけど鈍感でつまらない」の二者択一しかないんだろうかと悩み出したりします。 かように、繊細で感受性が豊かで非凡な人は

  • 文章を書くことについて考えるときに思い出すいくつかのこと - Mellow My Mind

    ことばが劈(ひら)かれるとき (ちくま文庫)作者: 竹内敏晴出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1988/01メディア: 文庫 柳田国男が『涕泣史談』で書いている。よく、泣いてばかりいてはわからないから、ちゃんと話しなさい、と言うのを聞くが、ことばにならぬから泣いているのだ、近頃の人はすべてのことがらをことばにできると思いこみすぎているのではないか、と。「ことばは行動である」というスタニスラフスキーの考えを、私は、発展させた形で受けとめなおし始めたと思う。 一方で私は「ことば(分節言語)」化された音が、自分のからだにとってどんな根源的な意味、あるいはイメージを持っているのか気にし始めた。そのころの手探りをまとめてみると──ことばが意味伝達のための道具であるとする考え方は、言語表現より思考が先行しており、それが質であるという判断が前提となっている。だが人間は考えたことをことばに移すのでは

  • Mellow My Mind - ネカマの見破り方や見分け方(検証編)

    以前「ネカマの見破り方や見分け方」というエントリでで、女子の端くれとして自分がネカマチェックをするとしたら……と考えてみました。「肌にやさしい日焼け止め知ってる?」「どんなマスカラ使ってる?」と書いたら、おともだちのドロミ(仮名)さん(絶賛夏休み中)がわざわざ検証して、コメント欄に書き込んでくれて、それが面白かったので、ここに再掲いたします。検証してきました。どこに行けばネカマが釣れるかたくさん考えた末、某巨大ポータルサイトのアダルトチャット→レズビアンチャットに参戦してきました。期待通りROMってるだけでもPM要求がガンガンきまして、少し会話を続けて全員に「まだまだ暑いね〜 どこ住んでるの?」からいきなり「SPFいくつ使ってる?」と切り込んでいきました。メロマイさん天才よ、あなた。見 事 大 成 功 ! ビアン女子は「普段は27使ってるけど真夏は50だね」とか「肌が弱いから吸収剤入りは使

  • にょきにょきネットワーク - Mellow My Mind

    【「当の人脈」の作り方<第6回>】http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20060925/110499/(リンク先をすべて参照する場合、要登録(無料))これすごく興味深かった。ビジネスの話に限らず、交友関係全般にあてはまる話だなーと思って。わたし自身の話をしますと、30年近くずーっと、上記のリンク先でいうところのFig.3の中で生きてきましたけども、ここ数年で(ちょうどこの日記を始めたころから)だいぶFig.4に近づいてきて、それとともに視界が開けて、劇的に日々がおもしろくなってきたなあという実感があります。数年前の自分とくらべて、さびしいなーとかつまらないなーとか思うことがなくなって、毎日なんとなく楽しいなー、ワーイ、って感じで過ごせるようになりました。(画像の引用は上記サイトより)Fig.3でいた頃は、見えてる世界もせまくって、

  • HABA社のおもちゃや家具がかわいすぎる件について - Mellow My Mind

    先日(5月20日)のボードゲーム部もまたいろんなニューゲームが持ち込まれて、たいへん楽しゅうございました。みんなありがとー。よのなかにはまだまだ自分の知らない楽しいゲームがいっぱいあるのだなあー。オラ、わくわくしてきたゾ!その中でもとくに気に入ったのが「スティッキー / Zitternix」。蛍光灯の下だったので画像の色が悪くてすまぬ。(提供&手モデル:Taksちん)ジャケはこんな感じ。で、くわしくはこちら↓(高円寺「すごろくや」さんのブログ)をごらんいただきたい。http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-84.html棒の束が倒れないように一ずつ抜いていくだけのちょうカンタンなゲームです。時間もあまりかからないし、気軽に遊べるのがいい感じ。でもバランスをとるのが意外とむずかしかったりして、けっこう夢中になれますよ。二人から(なんならひとりでも)遊べて、

  • 1