「自分の意思で転職や独立、異動・出向・副業等をしている人や、意図しないキャリアチェンジでもその変化を機に自分の進むべき道を自覚した人ほど、仕事もプライベートも充実している」。前回の記事では、調査結果から見えてきた、中高年のキャリアと満足度の関係についてご紹介しました。 では、主体的にキャリアを決断している人とそうでない人にはどんな違いがあるのでしょうか。私たちが、45歳〜64歳の働く価値観を調査した結果では、アクティブに考え行動していくには3つの壁を乗り越える必要があることが見えてきました。今回ご紹介するのは、ミドル・シニアをキャリア意識の度合いで分類した「自信なし層」「将来不安層」「展望層」「行動層」のうち、「自信なし層」がぶつかっている「自信の壁」。"将来を見据えると今のキャリアにはもやもやする。このままでいいのかと思ってはいるけれど、自分に自信が持てず動けない"という人たちは、どうす