顧客ごとに細かくターゲティングするメルマガは、やり切る覚悟がなければ労力だけかかり、成果にはつながりにくいと特集第2回で解説した。だが、あえてその覚悟を持ってパーソナライズを徹底するのが、宿泊施設やレストラン、スパの予約サービスを展開する一休だ。10年ほど前までは、売りたい商品をプッシュするメルマガ中心だったというが、どう変革をしたのか。パーソナライズの裏側と課題に迫った。 マーケティングのDX(デジタルトランスフォーメーション)が進む中、購買や検索の履歴から人物像や行動を推定し、最適なタイミングで的確な広告を表示したり、商品のレコメンドをしたりする「パーソナライズ」がトレンドになっている。メールマーケティングも同様だ。 <前回(第3回)はこちら> 特集第3回で紹介したクラシコム(東京都国立市)が運営するECサイト「北欧、暮らしの道具店」は、一切パーソナライズをせず“コンテンツ一斉配信”で
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