日本、中国、韓国の3か国首脳会議を前にして、中国の王毅外相は27日、北京で講演し、首脳会議で歴史認識の問題を取り上げる姿勢を示す一方、3か国によるFTA=自由貿易協定の締結に向けた交渉を加速させるべきだという考えを強調しました。 この中で、王毅外相は「歴史を直視することが未来を切り開く前提だというのが中国の立場だ」としたうえで、「歴史の問題が3か国の協力を妨げる最大の要因であり、この問題にうまく対処すれば協力は推進できる」と述べ、首脳会議で歴史認識の問題を取り上げる姿勢を示しました。 一方で、王毅外相は「3か国はアジア地域の経済を支える主要な国であり、地域の安定と発展のために重大な責任を負っている」と述べ、日中韓3か国の連携をさらに強化する必要性を訴えました。 そして「日中韓に自由貿易区を作ることは、3か国の人民の利益に合致する。われわれは、ウィン・ウィンの精神にのっとり、このプロセスを早