放っておくとどのような症状がでてくるのですか? 視野の障害部位(見えない範囲)が広がり、視力の障害が起こる事があります。 慢性のタイプの緑内障の進行は比較的ゆっくりと進みます。人によっては発病してから何年も、何十年もかかって視野の異常に気づくこともあります。 ◎緑内障による視野障害の進み方(左眼) 初期 鼻に近いあたりや、中心の上の方または下が弓状に見えなくなります。ほとんどの人は気づきません。視野検査ではじめて発見することができます。 中期 見えない部分が増えてきます。視野中心の4分の1程度が欠けると、見えにくいと異常を感じるようになります。 後期 筒から外の風景を覗いているように見えます。歩くと人やものにぶつかったりすることが多くなります。ただし、もう片眼の視野がよい場合、この状態でも気づかないことがあります。