厚生労働省は11月1日に行った過重労働解消相談ダイヤルに280件の相談が寄せられたと11日発表した。 また、9月1日から平日夜間・土日に実施している「労働条件相談ほっとライン」には2か月余りの間に3142件の相談が寄せられたとしており、長時間労働・過重労働、賃金不払残業などの相談が目立った。 中にはタイムカードを強制打刻させた後、いわゆるサービス残業させたり、パソコン入力の勤務記録を書き換えたり、ノルマ達成に工事代の一部負担までせざるをえない状況に置かれたケースなどもあった。 主な相談では賃金不払残業が約600件、長時間・過重労働が約450件。長時間労働・過重労働の相談では20代の労働者から「所定休日の設定がなく、休日が与えられない。定期健康診断が実施されていない」などの相談、40代の建設業の現場監督の労働者家族からは「毎朝5時半に家を出て、帰宅は夜10時で、1か月100時間を超える残業を