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ブックマーク / blog.magabon.jp (5)

  • ワンテーマ・マガジン!前編 « 次世代部門 « 雑誌未来予想図 « 未来雑誌研究所 « magabon

    幅:今日はワンテーマ・マガジンに雑誌の未来が見えるかも!?ということでお話していきます。 ■「おとなの絵」 幅:実はワンテーママガジンというのはずっと昔からあったんですね。 もっとも極端で面白い例として持ってきたのが、「おとなの絵」です。これはツムラ順天堂というバスクリンとかを作っている会社が出していたもので、売り物ではなかったんですね。 もともとはツムラ順天堂のプロモーションのための雑誌なんですけど、そんなにプロモーションっぽくもなくて、当に自由闊達に作っているんです。いきなりバスクリンが出てくる、というわけではない。 たとえばこの号は、「緑」という特集で、緑を切り口としていろいろとアイディアを膨らませた記事を展開しています。緑の竹という詩があったり、バーバラ寺岡さんが「グリーンティと私」というエッセイを書いていたり、「緑をべる」ということで富岡多恵子さんが軽いコラムを書いていた

  • 「zine」は雑誌の未来像?後編 « 次世代部門 « 雑誌未来予想図 « 未来雑誌研究所 « magabon

    ■いきなりラリー・クラーク 幅: ニーブスはラインナップが面白かったと思います。キャスティングというか、スイスとその周辺だけでなく、日の誰かと組んだりするところが絶妙なんですね。林央子さんの「here and there」なんかも6号からはここから出版されるようになって、あとコズミック・ワンダー、日ファッションブランドともを出したりとか、なかなかちょっと独特なところがある。日だけじゃなくアメリカもあればヨーロッパもあれば、みたいなのを始めたのがニーブスです。 みんなが知ってる名前、縦横無尽に世界からのチョイスで話題になるわけですよ。それでニーブスという出版社がフィーチャーされたり、zineという存在そのものがすごく可能性のあるものなんじゃないかと捉えられるようになったんですね。普通は自分たちがを出そうとしてもできないんですよね。ラリー・クラークをキャスティングしたらいくらかかる

  • 「zine」は雑誌の未来像?前編 « 次世代部門 « 雑誌未来予想図 « 未来雑誌研究所 « magabon

    ■幅さんと一緒に雑誌の未来を考える この連載では、「未来雑誌予想図」と題して、雑誌読みの会でもお馴染みのBOOKディレクター、幅さんと一緒に雑誌がこれからどうなっていくのかを考察します。 第一回は、「zine」ムーブメントから見る雑誌の未来、についてのお話です。 ■zine(ジン)とは何? まず「zine」について教えてください。 幅:「zine」のスタートはfan-zine、同人誌ですよね。今でもいろんな人が作ってるのですが、その歴史がだんだん進んでいって、80年代後半から90年代に入ると、マーク・ゴンザレスといった西海岸のスケーターたちが、彼らの作りたいもの、写真を撮ったりイラストを描いたり、詩を書いたり、ちょっとした情報を書いたり、そういうものを書いてそのままホッチキスでバチンと止めて、自分たちの手で流通させる、ということを始めたんですね。そこがzineムーブメントの一つの発端だと思

  • 中国雑誌事情・後編 « 次世代部門 « 雑誌未来予想図 « 未来雑誌研究所 « magabon

    中国アート事情 幅:これは完全に絵なんですよ。絵なんですけれど、リアリズムがすごい。ちょっと見ただけだと写真みたいです。モチーフ云々というよりは描ききる技術力がすごいですよね。 ちょっと話それちゃうんですけど、こういう面白いものが中国にはあるんですよ。 中国に行ったときに面白かったのが、屋さんに行くと、絵の技法書、デッサンとか、ああいうもののコーナーがすごく大きいんですよ。日だと、絵のコーナーには作品集とかの方が多くて、技法書なんかは一割にも満たないくらいの品揃えなんですが、中国は技法書が7割くらい。みんな絵の勉強をしましょう!という感じです。それで結果的にこういうが出てきたりしてる。中国のアートは今、ものすごく景気がいいので、みんな絵を描いて一攫千金!みたいなところがあるみたいです。鑑賞するというよりも自分で描くものだというマインドのようです。 動画でみる(0分39秒) ■中国

  • 中国雑誌事情・前編 « 次世代部門 « 雑誌未来予想図 « 未来雑誌研究所 « magabon

    ■雑誌の最先端は中国にあった!? Q:今回は中国の雑誌事情をお話していただきます。どういう特徴があるんでしょうか? 幅:取材で中国を訪れる機会があって、中国で発行されているいろんな雑誌を見たり、屋さんをチェックしてみたりしたときに、これはすごい!と思いました。当に元気が良くて、あっと驚くようなオリジナリティに溢れていたんです。 たとえば、この雑誌は基的にカルチャー誌なんですけど、内容は政治のネタもあれば、ビジネスや車の特集もあるんですよ。他の雑誌を見ても、総合誌みたいなものが多い感じがしました。 動画でみる(0分54秒) ■とらわれてない発想 Q:これはすごいですね。中身もクリエイティブもおもしろい。このでいくらくらいなんですか? 幅:たぶん600円くらいです。中国の雑誌にしては高い方ですね。これとかだと20元ですね。表紙がキラキラしているものが多いかもしれないですね。光りもの好き

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