「ドミノ・ピザ」「ピザハット」「ピザーラ」など大手3社を中心にシェア争いを繰り広げてきた市場に、異色の新星が現れた。コンビニエンスストア最大手のセブン−イレブン・ジャパンがそれだ。店頭の焼成オーブンで焼いて、注文から最短20分で自宅に届けてくれる点を武器に、戦いを挑む。なぜ異業種で参入するのか。果たして、その勝算は。同社の新事業に対するスタンスをひもとくと、本当の狙いが明確に浮かび上がる。 セブン−イレブン・ジャパンは2024年6月時点で30店でテスト提供していた宅配ピザサービスを、8月に全国200店舗規模に拡大。事業を本格化させる セブン−イレブン・ジャパンが宅配ピザ事業に本格参入し、2024年8月にも全国200店規模にエリアを一気に拡大する。 強みは、22年2月に立ち上げた独自の配送網によるデリバリーサービス「7NOW(セブンナウ)」を生かして、最短20分で焼きたてのピザを店舗から配達