東京電力福島第一原子力発電所を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出す描写などで議論を呼んだ漫画「美味しんぼ」について、小学館は作者と協議したうえで、週刊誌で連載していたときの登場人物の発言の一部を変更した単行本を10日、発売しました。 「美味しんぼ」は、連載されていた小学館の雑誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」の中で、福島第一原子力発電所を取材した主人公が鼻血を出し、実名で登場する福島県双葉町の元町長が「福島では同じ症状の人が大勢いますよ」と語る場面などが描かれ、福島県や双葉町が「風評被害を助長する」などと批判していました。 小学館は原作者の雁屋哲さんと協議したうえで、週刊誌で連載していたときの登場人物の発言の一部を変更した単行本を10日、発売しました。 具体的には、鼻血の描写はそのままで、「福島では同じ症状の人が大勢いますよ」という発言が、「私が知るだけでも同じ症状の人が大勢いますよ」と変