首都大学東京は平成29年に実施した大学院の入学試験の受験生に対し、試験問題の内容を事前に漏らしたなどとして、53歳の男性教授を24日付けで懲戒解雇処分にしました。 それによりますと、大学の健康福祉学部と大学院の人間健康科学研究科の竹井仁教授は(53)平成29年5月に実施された大学院の入学試験で、受験予定の知り合いの男性に対し、試験日前日の飲み会の場でみずからが試験問題の作成者であることを明らかにしたうえで、問題内容を事前に漏らしたということです。 去年、問題の漏えいを受けた受験生からの申し出を受けて大学が調査した結果、不正が明らかになり、大学は改めて合格判定を行って、本来は合格となるべき別の受験生1人を追加合格にしたということです。 竹井教授はこのほか、平成28年の参議院選挙の選挙期間中に、複数の学生に授業中に特定の候補者への投票を呼びかけていたということで、大学は、入学試験や教育という大