●左右両方から批判される現実主義者となった安倍首相 一連の国会答弁における歴史認識に関する発言で左右両派から物議をかもしている安倍新首相なのであります。 就任わずかのこの時期に電撃的な中韓歴訪を決定し、外交的には日本の新政権が東アジア外交の建て直しを最優先に考えているという強烈なアッピールをし、国会答弁では昭和戦争の認識についても、「国内外に大きな被害を与えたという事実は、率直に反省すべきだ」との見解を示し、アジア諸国への「植民地支配と侵略」を謝罪した村山首相談話や、従軍慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めた河野官房長官談話についても、安倍政権でも「受け継ぐ」と明言したわけです。 あわれ首相になり現実主義者となった安倍氏は、リベラル派からは本音を隠していると疑われ、保守派からは「歴史認識」のぶれを批判されているのであります。 ■[政治]左右両方から批判される現実主義者となった安倍首相〜鼻息の荒