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ブックマーク / book.asahi.com (17)

  • イスラエルはどうしてあんなにひどいことができるの? 早尾貴紀——後編|じんぶん堂

    記事:平凡社 パレスチナ・イスラエル問題に関するオンラインセミナー「パレスチナ連続講座」に登壇する東京経済大学教授の早尾貴紀さん 書籍情報はこちら 《前編はこちらから》 ホロコーストを経験したユダヤ人とイスラエル 「ホロコーストを経験したユダヤ人が、どうしてジェノサイドをする側になるのか」という質問をよく受けます。そのことについて、2023年に日でも公開された『6月0日 アイヒマンが処刑された日』という映画を例にお話しします。ナチスの戦犯アドルフ・アイヒマンは1960年に逮捕され、62年にイスラエルで処刑されました。映画ではその死体を焼却する炉を作る過程が描かれます。映画に登場する鉄工所の社長、作業員、臨時に雇われた少年工は、それぞれ、「イスラエル国民」を構成する3階層のユダヤ人グループに属しています。 1つめのグループは、イスラエルの建国運動を中心的に担った人たちです。ヨーロッパ出身で

    イスラエルはどうしてあんなにひどいことができるの? 早尾貴紀——後編|じんぶん堂
  • 差別を許す「村」を変えるために――日本人マジョリティへの問いかけ :『ダーリンはネトウヨ』書評(出口真紀子)|じんぶん堂

    記事:明石書店 『ダーリンはネトウヨ――韓国人留学生の私が日人とつきあったら』(クー・ジャイン著・訳、金みんじょん訳、明石書店) 書籍情報はこちら “あからさまでない”差別に私たちは共感できるか タイトルに惹かれて手にとってみた。主人公はてっきり日人女性だと思いきや、韓国人女性が日の大学入学のために来日し、日常生活を送る様子が軽いタッチで描かれたマンガだった。主人公のうーちゃんがオーケストラのサークルに入るところから物語は始まり、母語ではない日語に悪戦苦闘しながらも徐々にサークル仲間に受け入れられるうーちゃんは、思わずエールを送りたくなる好感の持てるキャラクターである。「ネトウヨ」な彼氏とは一体どんな奴だ、と少しいきりたって読み進めると、のちに彼女の恋人となるサークルの先輩であり、予想に反し、いわゆる“普通”でどこにでもいそうな“いい人”なのである。問題発言や問題行動も多い反面、面

    差別を許す「村」を変えるために――日本人マジョリティへの問いかけ :『ダーリンはネトウヨ』書評(出口真紀子)|じんぶん堂
  • 「君たちはどう生きるか」宮崎駿監督が、新作映画について語っていたこと。そして吉野源三郎のこと|好書好日

    宮崎駿監督の新作「君たちはどう生きるか」ポスター=スタジオジブリのTwitterより 「私自身、訳が分からない」 「おそらく、訳が分からなかったことでしょう。私自身、訳が分からないところがありました」。 2023年2月下旬、東京都内のスタジオで上映された、「君たちはどう生きるか」の初号試写。米津玄師の歌うピアノバラードが流れ、エンドロールが終わった瞬間、灯りが点き、宮崎駿監督のコメントが読み上げられた。 客席から軽い笑い声が漏れた。私もその一人だった。あまりの展開の速さと、盛り込むだけ盛り込まれた情報を消化しきれず、茫然と座り込んでいたが、その言葉で我に返った。 これは「宮崎アニメ」の集大成なのか、吉野源三郎の著書『君たちはどう生きるか』の再解釈なのか。とにかく、1回見ただけではとても全容を把握できなかった。 「自分のことをやるしかない」 今回の作品は、公開前のプロモーションも、メディア関

    「君たちはどう生きるか」宮崎駿監督が、新作映画について語っていたこと。そして吉野源三郎のこと|好書好日
  • コトブキ・ジローと五人のお客さま | 好書好日

    池井戸 潤 いけいど・じゅん 1963年、岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年、『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、11年『下町ロケット』で直木賞、20年に野間出版文化賞を受賞。ドラマ化された「半沢直樹」、「下町ロケット」シリーズなどで国民的な人気を博している。著書に『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『アキラとあきら』『シャイロックの子供たち』『陸王』『民王』『ルーズヴェルト・ゲーム』『ノーサイド・ゲーム』など多数。 INFO 『コトブキ・ジローと五人のお客さま 半沢直樹編』 感想投稿キャンペーン サントリー公式Twitterアカウント「@PremiumMalts_jp」をフォローいただき、「#半沢直樹コラボ企画」「#プレモル」をつけて『コトブキ・ジローと五人のお客さま 半沢直樹編』の感想をツイートしていただいた方の中から抽選で100名様

    コトブキ・ジローと五人のお客さま | 好書好日
  • 「産業革命は黒人奴隷たちの血と汗の結晶である」 歴史学の常識を覆した研究者とは 川北稔さんが解説|じんぶん堂

    記事:筑摩書房 iStock.com/vivalapenler 書籍情報はこちら 「周辺」から世界の歴史を見る 植民地など、「周辺」とされる地域から世界の歴史をみようとする立場は、いわゆる世界システム論をはじめとして、いまではそれほど珍しくはない。そうした見方は、学問的にも市民権を得ているといえる。しかし、ほんの半世紀まえには、そうした立場は、まともな学問とはみられないものでもあった。先頭を切って、この困難な局面を切り開いたひとりが、書の著者エリック・ウィリアムズである。 トリニダード・トバゴの郵便局員の息子として生まれたウィリアムズは、秀才の誉れ高く、周りの期待を背負って、宗主国イギリスのオックスフォード大学に送りこまれた。古典学を専攻した彼は、抜群の成績で卒業したものの、当時のイギリスには─―というより、日をふくむ世界には─―、西洋文明の根源にかかわる古典学、つまりギリシア語やラテ

    「産業革命は黒人奴隷たちの血と汗の結晶である」 歴史学の常識を覆した研究者とは 川北稔さんが解説|じんぶん堂
  • 本の記事 : 新潮社、電子書籍配信を一時停止 キンドルストアに対し | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    【上原佳久】米アマゾン社の電子書籍販売サイト「キンドルストア」で、新潮社の電子書籍が一時、購入できない状態になっていたことがわかった。新潮社によると、13日夜に作品の配信を一時停止し、14日深夜に購入できる状態に戻したという。 アマゾンとの間でサービスを巡る「見過ごせない」問題が見つかり、解決まで配信を一時停止したという。ネット上では、「事前に周知するべきだ」などと困惑の声が上がっていた。新潮社は「ごく短い時間停止したつもりだったが、反響の大きさに驚いています。ご迷惑をおかけしました」としている。

    本の記事 : 新潮社、電子書籍配信を一時停止 キンドルストアに対し | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 本の記事 : 米アマゾン、9月にも電子書籍配信開始 日本向け | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    インターネット通販大手の米アマゾン社は、日国内向け電子書籍配信サービスについて、8月末から9月にかけての開始をめざして最終調整に入った。作品提供を受けることで角川グループと大筋合意。新潮社も提供に前向きだ。講談社との交渉も大詰めを迎えている。電子書籍を読むための端末「キンドル」も国内で発売する。 アマゾンの参入で、国内の電子書籍市場は活性化する。今月、楽天電子書籍端末を売り出したばかり。今後はグーグルやアップルの電子書店の格展開も予想され、国内外の企業による覇権争いは激化する。 アマゾンはこのほど、電子書籍の世界標準規格で、縦書きの日語にも対応できる「EPUB(イーパブ)3」などで作ったファイルをキンドルで読める規格に変換するプログラムを公開。出版社にガイドラインを提供した。 契約交渉でも、価格決定権などをめぐって当初、出版社側が反発していたが、「以前よりもアマゾンが大きく折れてき

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  • asahi.com(朝日新聞社):万引き対策に電子タグ構想 - ひと・流行・話題 - BOOK

    万引き対策に電子タグ構想2009年6月8日■出版大手らブックオフ株取得で焦点 講談社、集英社、小学館の出版大手3社と大日印刷グループ(大日印刷、図書館流通センター、丸善)によるブックオフ株取得で、出版社側とブックオフの間で「万引きの買い取り防止対策」が焦点の一つに浮上している。一方、大日印刷グループの新たな戦略も骨格を見せ始めた。 ■発売日に棚に これまで、発売されたばかりの話題のがその日のうちにブックオフの棚に並ぶことがあり、「万引きされた商品ではないか」と出版社・書店側は疑いの目を向けてきた。講談社の森武文常務は「万引きは業界最大の問題のひとつ。万引き被害で経営が圧迫され、店を閉める書店すらある。ブックオフは買い取りルールを厳密にしてほしい」と話す。出版社側には、業界トップのブックオフとルールを定め、他の新古書店にも及ばせたいという狙いがある。 一方、ブックオフの佐藤弘志社長

  • asahi.com(朝日新聞社):ホラー小説 ホラーとファンタジーは今、文学的実験の敵地に - ひと・流行・話題 - BOOK

    ホラー小説 ホラーとファンタジーは今、文学的実験の敵地に2008年12月11日 「パラサイト・イヴ」など人気作を次々に生み出す日ホラー小説大賞(角川書店主催)で、今年の第15回長編賞には飴村行(あめむら・こう)さんの「粘膜人間」が選ばれた。乱暴な弟の殺害をカッパに頼むという奇想で、薬物を使った拷問やむごたらしい殺し合いの場面が描かれている。中学生同士が殺し合う「バトル・ロワイアル」が、作品の反社会性から同賞に落選して10年。ホラー小説は、その可能性を広げながら暴走を続けている。 「粘膜人間」は最終選考前の下読み委員の評価は最高点だった。が、最終選考で「悪夢のような拷問シーンが実に不愉快で、作者はかなり危険なところに近づいている気がする」(林真理子さん)とされ、大賞は真藤順丈さんの「庵堂(あんどう)三兄弟の聖職」に。ただ、映像的な表現と文章力は林さんも高く評価する。 著者の飴村さんは39歳

  • asahi.com(朝日新聞社):情報誌は役割終えたか - ひと・流行・話題 - BOOK

    情報誌は役割終えたか2008年11月15日情報誌「メイドイン尼崎」をつくった商店街の店主たち=兵庫県尼崎市、高橋一徳撮影 情報誌がもがいている。「ぴあ」は今月、72年の創刊以来もっとも大がかりな誌面刷新をした。関西の月刊誌「Lmagazine(京阪神エルマガジン)」は年内で休刊する。出版不況が、ひときわこたえる情報誌。80年代まではカルチャーの中心にいたが、役割を終えたのだろうか。(木元健二、田中京子、星野学) ●おすすめ提案型へ 「ぴあ」首都圏版は11月6日発売号から、網羅的なイベント情報をウェブサイト「@ぴあ」に移した。情報誌の方は名前を「ススめる!ぴあ」に改め、薦めたい催しやアートなどに絞った「提案型」の誌面に。同時に週刊から隔週刊になった。 80年代後半に首都圏版だけで50万部を発行した「ぴあ」は、今は関西版、中部版を合わせても14万2千部。諸江秀次広報室長は「更新速度でインター

  • asahi.com:10/14は「鉄道記念日」―鉄道本を読んで、旅に出よう。 - フェア - BOOK

  • asahi.com(朝日新聞社):NEXT(上・下) [著]マイクル・クライトン - 書評 - BOOK

    NEXT(上・下) [著]マイクル・クライトン[掲載]2007年10月7日[評者]香山リカ(精神科医、帝塚山学院大学教授)■遺伝子研究が行きついた悪夢の世界 「どちらにしても、船は出てしまったわ。とうのむかしにね」 登場人物のひとりがつぶやくこの言葉が、遺伝子研究の現在の姿を端的に表している。彼女が話しているのは、「バイオ研究所に自分の卵子を売る少女たち」の是非についてである。 ちなみにこの少女の話はフィクションではなく実話だそうだが、書には他にも実在の話を加工したエピソードが満載。激烈な遺伝子の特許取得競争、「患者の体の細胞は人のものか、それとも治療した病院のものか」の裁判、自らの研究をビジネスチャンスに結びつけようと危険を冒す研究者たち。科学の世界でさえ大きな金と野心がうごめくのはいかにもアメリカ的だが、問題はそれらがすべて「生命」と直結した事柄だということだ。 たとえば、実験段階

  • asahi.com:「売れ残った本」半額に 出版社17社、ネットで本格販売 - 出版ニュース - BOOK

    「売れ残った」半額に 出版社17社、ネットで格販売 2007年10月07日 再販契約で定価販売を義務づける出版業界で、「売れ残った」をインターネット上で値引き販売しようという試みが、12日から格的に始まる。これまでの絶版や期間限定の割引販売から一歩進め、小学館や集英社、講談社、文芸春秋などの大手出版社が、絶版の一歩手前の「在庫僅少(きんしょう)」を提供し、半額で通年販売する。出版不況で書籍の4割が読者の手に届かず返品されるなか、価格を拘束しない「第2の市場」を創設しての復活をはかるのが狙いだ。 販売するのは、小学館と集英社などの関連会社、昭和図書(大竹靖夫社長)が運営するインターネットのショッピングサイト「ブックハウス神保町.com」(http://www.bh−jinbocho.com/)。 昭和図書の呼びかけで、今春から小学館、集英社など4社が、初版発売後1年以上経過し、

  • asahi.com:   - 書評 - BOOK

    2007年06月27日 北朝鮮へのエクソダス―「帰国事業」の影をたどる 著者:テッサ・モーリス・スズキ 出版社:朝日新聞社出版局 価格:¥ 2,310 この商品を購入する|ヘルプ Amazon.co.jp セブンアンドワイ 楽天ブックス 紀伊國屋書店BookWeb やタウン

    westerndog
    westerndog 2007/07/07
    「9万3千人以上に及んだ帰国者の多くは、韓国の南の地域の出身者であり、後に北朝鮮で迫害」「日本赤十字社が積極的だったのは、生活保護世帯や左翼が多かった在日朝鮮人を、ていよく厄介払いする意図があった」
  • asahi.com: 2ちゃん発、人前で読んでは「だめー☆」 『姉ちゃんの詩集』 - デジタル読書トレンドウォッチ - BOOK

    2ちゃん発、人前で読んでは「だめー☆」 『姉ちゃんの詩集』 2006年12月25日 [評者]落合早苗 一般的に、詩集というジャンルはなかなか売れない。 ところが、ネット書店で予約受付を開始したと同時に軒並みランキング上位に浮上した作品がある。12月20日に発売されたばかりの『姉ちゃんの詩集』(サマー著/講談社)だ。 今年10月末、2ちゃんねるで「姉ちゃんの自作詩集発見した」というスレッドが盛り上がりを見せていた。弟が人に内緒で、姉が幼いころに書いた詩を一篇ずつアップしていくというものだ。詩集といっても「姉ちゃん」にとっては、日記のようなものだったろう。度がすぎて自分をからかったお父さんに「りこんします」といってみたり、両親も家族も友だちもみな大好きという気持ちを「私は浮気な魔性の女…」と表現してみたり。きっと今日学校で体験したであろうこと、読んだであろうのことなどを、素直に、時にシュー

  • asahi.com: 鏡の法則―人生のどんな問題も解決する魔法のルール [著]野口嘉則 - ニュースな本 - BOOK

    鏡の法則―人生のどんな問題も解決する魔法のルール [著]野口嘉則 [掲載]週刊朝日2006年12月15日号 [評者]永江朗 ■たしかに私も、涙が出てきた しばらく前からベストセラーの上位に居続けているのが、野口嘉則『鏡の法則』である。なんでも60万部突破とか。人生の問題を解決してくれるらしい。 子供がいじめられて悩んでいる母親の話が出てくる。実話をもとにしているそうだ。 母親から相談された男は「あなたが大事なお子さんを人から責められて悩んでいるということは、あなたが、誰か感謝すべき人に感謝せずに、その人を責めて生きているからなんです」と驚くべきことを言う。 男、つまり著者の分身が説くのは因果応報である。世の中の出来事はすべて結果であり、原因がある。原因はその人の心の中にある。人生の現実は、心を映した鏡だ、というのだ。 アドバイスされた母親は、いままで責めていた父に詫びて感謝し、馬鹿にして

  • asahi.com: 事件解決の鍵は「mixi」 『Web2.0殺人事件』 - デジタル読書トレンドウオッチ - BOOK

    今年もいよいよ押し迫ってきた。12月に入ると、世相や流行を反映する言葉、漢字、川柳の選定から10大ニュースまで、この一年を振り返るイベントが目白押しだ。先陣を切る形で毎年12月1日に発表されるのが『新語・流行語大賞』で、今年は「イナバウアー」と「品格」が大賞を受賞した。 ノミネートされる用語にはIT用語も含まれている。トップ10入りした「mixi」のほか、「You Tube」など、CGM(Consumer Generated Media)、いわゆる利用者がつくるメディアが候補に挙がった。 選考テーブルには上がらなかったものの、「Web2.0」という言葉も、今年急速に普及した用語である。概念先行型で定義もあいまいなまま、今さらWeb2.0について聞けない空気であるが、そんな人にぴったりなを電子書店パピレスの新刊案内で見つけた。タイトルはズバリ『Web2.0殺人事件 』(岡部敬史著/イースト

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