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ブックマーク / kaikai00.hatenablog.com (22)

  • 限界をふまえない議論 全国学力調査という魔法の杖 - 今日行く審議会

    【主張】学力テスト 指導の改善へ積極公表を 全国学力調査をめぐる議論でよく目にするのは,限界をふまえないまま議論しているもの。ここでいう限界というのは,全国学力調査を含めたテストは,見ようとするものしか見えないのだということ。 全国学力調査のことを何度も「魔法の杖」に例えている。その理由は,限界をふまえないままsれもこれも評価できる,実態が把握できるという議論が多いからだ。 例えば,教師の能力を評価したいと考える。そうであるならば,必要な調査項目は何か。妥当な調査方法は何か。改善策を立てるにはどのような調査項目が必要か。そうしたことがまず第一に問題にされなければならない。けれど,全国学力調査に関する議論では,評価できるという前提でそうしたことを問題視しないまま,結果の公表だけが主張されている。 もし,結果が公表されなければそもそも何も分からないではないかといわれるなら,それは当だろうか。

    限界をふまえない議論 全国学力調査という魔法の杖 - 今日行く審議会
  • 教師を育てようとしない - 今日行く審議会

    夢見た教壇2カ月 彼女は命を絶った 23歳教諭の苦悩 今,教師を育てることが軽視されている。それがこうした問題の背景にある。 【主張】教員免許更新 指導力磨き学校不信拭え この社説に書いてあるような暴論が教師を育てる仕組みを破壊してきた。彼らが主張するのは,単なる管理の強化であり,育てることを重視するものではない。駄目なものは排除し,その代わりになる教師は教師塾等で即席で乱造していけばいいと考えている。 http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070915/1189810963で書いたが,やるべきこと,優先すべきこと,投資すべきもの,時間をかけるべきものを軽視し,結果だけを取り出して批判する。教師をそうやって追い詰めていく。 教師を育てるというごく当たり前のことができていない。そうした状況を変えなければ同じようなことを繰り返す。

    教師を育てようとしない - 今日行く審議会
  • 批判するだけでは何にもならない - 今日行く審議会

    [asin:4845110032:detail] 小野田氏は、この中で次のように述べている。 私は、イチャモンという問題を考えていますが、その裏返しはつねに"連携"です。ごく簡単にいいますと"連携"と"イチャモン"は、オモテとウラの関係なのです。「イチャモンこそチャンス」です。このところをもう一度、教職員の側は、肝に銘じていただきたい。そして保護者のみなさんには、ときとしてトゲトゲしくなるもの言いを、一度、ちょっとそうではないちがうかたちで、「うん?これイチャモンになってえへんかな?そうじゃないかな?」と考えながら、それを反省しながら、きちんと学校に出していく。そして、「なんだったら、私が、あんたの話聞いたげるわ」と学校に不満を持っている人に呼びかける。いま、このを読まれているみなさんにはPTAでそういう役割をされた方も多いと思います。「あんたの悩みを聞きましょう」というかたちで、手を差

    批判するだけでは何にもならない - 今日行く審議会
  • 全国学力テストの根拠法 - 今日行く審議会

    annntonioさんが、http://d.hatena.ne.jp/annntonio/20070409/1176115936で、根拠法について書いておられるので、国会の議事録を調べてみた。次のようなものを見つけた。 2007年2月28日衆議院予算委員会第四分科会議事録より 丹羽秀樹(自民党)氏と銭谷眞美(文部科学省初等中等教育局長)とのやり取り ○丹羽(秀)分科員 ありがとうございます。 偏った評価制度や、また迎合教育、さらには評価ポイント重視の評価制度、そういったものにならないようにきちんと評価できるような制度の確立、学校と塾は違うと私は思っていますので、その辺を今後ともよろしくお願いいたします。 次に、四月から実施予定の全国学力テストの件について御質問させていただきます。 もう新聞やマスコミ等で発表もございましたが、全国で唯一この学力テストに参加しないのが、小生の選挙区でもあります

    全国学力テストの根拠法 - 今日行く審議会
  • 寝言はお一人で - 今日行く審議会

    教育再生」への提言/花岡信昭(ジャーナリスト) 花岡氏は、 夏の高校野球で「ハンカチ王子」という言葉が生まれたが、あの青いハンカチがほのぼのとした思いをかもし出してくれたのは、母親の手づくりだったためだ。これがガールフレンドかなにかのプレゼントだったというのでは、あれほどの反響を呼んだだろうか。 と述べている。これは、事実誤認ではないか。こういう話は初めて聞いた。花岡氏は続けて、 教育再生のポイントがそこにのぞいている。「おとうさん、おかあさんを大切に」というしごく当たり前の徳育だ。家族の情愛、生命の尊さ、師(先生)への尊敬、善悪の区別、日常のあいさつといった基から叩き直してほしい。これが「宗教的情操の涵養」ということだろう。特定宗教の押し付けではない。人間の生き方のイロハであって、法律以前の話だ。 と述べる。「人間の生き方のイロハ」云々以前に、花岡氏はジャーナリストとしてのイロハがで

    寝言はお一人で - 今日行く審議会
  • 教育再生会議というごっこ遊びはもう止めにしませんか - 今日行く審議会

    教育再生会議「心の成長」策提唱 「30人31脚」など 安倍首相直属の教育再生会議の「規範意識・家族・地域教育再生分科会」(第2分科会)は29日、来年1月に打ち出す第1次報告の素案をまとめた。「子どもの『心の成長』のために」と題し、「家族の日」を創設し、家族一緒に夕を取ることや、協力・助け合いの重要性を実感してもらうため体育の時間に「30人31脚」を行うことなどを提唱している。 例えば、会社の企画会議に人の企画、それもたいした企画でもないものをコピペして、それを企画書ですと言って提出されたらどうしますか?例えば、既に知られているようなものを、あたかも自分が大発見したように書かれた論文を提出されたらどうしますか?人の書いた脚、しかも駄作と言われているようなものを名前だけ変えて出してきたらどうしますか?おそらく、すべて否定されやり直せと言われるでしょう。それと同じことを教育再生会議では平気な

    教育再生会議というごっこ遊びはもう止めにしませんか - 今日行く審議会
  • 教育基本法改悪案(本音バージョン) - 今日行く審議会

    政府提出の教育法改正案を「音」に書き換えるという「遊び」。 例えば、第二条(教育の目的)の「建前バージョン」は、 第二条 教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。 一 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。 二 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。 三 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。 四 生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。 五 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他

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  • 虚飾と欺瞞を削ぎ落とす - 今日行く審議会

    先日いただいた宿題の答えをずっと考えていた。今、教員に対する批判が高まっている。そんな中で教員はどうすればいいのかということを。考えたことを書いてみたい。 ISBN:4130513001:detail の佐藤学「教師文化の構造‐教育実践研究の立場から」の冒頭で佐藤氏は次のように述べている。 一般に語られる教師文化は矛盾に満ちている。人々は、教師の権威的体質を批判しながら、厳格な教育を要求し、教師の偽善的ふるまいを批判しながら、高潔な倫理と私心のない献身性を讃えている。また、教師の学問的意識や教養の不足を嘆く声の一方で、学識よりも人格だという俗論が後を絶たず、教師の保守意識を嘆く声の一方で、政治意識の過剰に対する警告が「中立性」を盾として繰り返される。さらに、教師の同族意識が批判される一方で、職場における連帯の欠如が問題にされ、専門的な知識や技術の不足を嘆く声の一方で、教師は専門家でなく一般

    虚飾と欺瞞を削ぎ落とす - 今日行く審議会
  • 教員を抵抗勢力に仕立て上げる人たち - 今日行く審議会

    中川・自民政調会長:「日教組の一部、免許はく奪だ」 自民党の中川昭一政調会長は毎日新聞のインタビューで、教員免許の更新制度に関連して「日教組の一部活動家は(教育法改正反対の)デモで騒音をまき散らしている」としたうえで「下品なやり方では生徒たちに先生と呼ばれる資格はない。免許はく奪だ」と述べ、教員の組合活動を強く批判した。 首相の改革支援「教育再生機構」 官邸側の思惑とズレも 「抵抗勢力になるのは文部科学省や教職員組合などでその兆候は見られている。官邸主導の教育改革で官邸を孤立させてはならない」 タウンミーティング冒頭、八木氏は日の丸を掲げる壇上で安倍首相支持をアピールした。 以前、ABEDAYに思うで次のように指摘したことがある。 安倍氏が政権についてまず起こることは、教員に対する批判だろう。こんなダメな教員がいる。こんな偏向した教員がいるなどという批判が強まるだろう。そして、安倍氏や

    教員を抵抗勢力に仕立て上げる人たち - 今日行く審議会
  • これを責任回避だと言う理由 - 今日行く審議会

    いじめ自殺、緊急調査 全小中高対象に…文科省 こういうのを責任回避となぜ言うか。それは、調査を行うということで、自分たちはこの問題について取り組んでいるんだというアピールになり、文科省は何をやっているんだという批判を回避できること。 文科省は「教育委員会がすべてを把握していないか、文科省へ報告していないケースもありうる」と判断。今回の全国調査では、現時点で校内で起きているいじめについて、各教委に徹底した洗い出しを要請する。調査対象を国立や私立の学校にも広げ、全体状況の把握を目指す。 というのは、現場が報告を怠っているというようにすることで、現場にその責任を押しつけることができるからだ。 こういう時にいつも思うのは、文科省にしても教育委員会にしても現場をサポートする方に当は回るべきで、現場で教員や保護者が中心になって様々な取り組みが行えるようにすべきじゃないかということ。現場の教員を文科省

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    westerndog
    westerndog 2006/10/18
    同感。
  • やるべきことをしないで何が「美しい国」か - 今日行く審議会

    府立学校教員:異動基準年数短縮 障害児学校生の親ら不安の声 /大阪 府教委が、府立学校教員の異動基準を「現在の学校に在籍7年以上」から「4年以上」に、来年度から短縮するのに対し、盲・聾(ろう)・養護学校に通う児童・生徒の親、教員らから「継続性、専門性の必要性を考えると4年での異動は短すぎる」と不安の声が上がっている。府教委はこうした声も受け、異動にかかわる内規で新たに「(養護学校などの異動には)専門性を考慮する」と盛り込んだが、保護者、教員らは引き続き配慮を求めていくという。 府教委は、異動基準の改訂を「人事の活性化を図るため」と説明。 府立障害児学校教職員組合(府障教)によると、府内の主な市は異動基準を7〜10年としているため、小学校教員は児童より長く在籍し、ある学年の児童たちが入学して卒業する成長過程を見届けることになる。新基準が適用されると、府立の障害児学校小学部の教員は、この過程を

    やるべきことをしないで何が「美しい国」か - 今日行く審議会
  • これってマナー違反? - 今日行く審議会

    昨日、朝青龍関の表彰式の場面をテレビで見ながらふと思った。表彰式をやっているのに、会場にいる人たちが帰宅する姿が目立つ。これってマナー違反ではないの?とふと思った。 優勝した朝青龍関に敬意を表すなら最後までそこにいるのがマナーではないのだろうか。そういうのは、個人の自由に任せられるのかな。そういうのを子どもが見ても何の悪影響も何のだろうか。たぶん、無いんだろう。いい大人がやってることなんだから。敬意を表す相手次第で都合よくマナーってのは変更できるのだろう。たぶんそうだ。たぶんそういうのも戦後教育の悪影響なんだ。教育法を改正してマナーについて再教育することを提案します。 悪ふざけはこのぐらいで止めておこう。偉そうに言えるような人間じゃないから。先日の判決の全文を今、読み始めている。(要旨は読んでいるのだけど)判決については、少し時間をおいて何か書こうと思います。明日は組閣が予定されている

    これってマナー違反? - 今日行く審議会
    westerndog
    westerndog 2006/09/25
    JR総武線の両国駅はホームが狭く混雑すると危ないので、混雑する前に帰ろうという心理とマジレス
  • 両者の違いは何か - 今日行く審議会

    [国旗・国歌訴訟]「認識も論理もおかしな地裁判決」 こちらは、1954年1月22日 読売新聞の社説。 民主主義のいう教育の中立性とは、低い現実世界で争いあう権力政治を、高い理想の人間像に照らして公平に批判する中から生れ、現実の人間とその生活をそうした理想像に近づけて行くよう努力する人間の善意の中に存在する。わが国の教育の理想はすでに教育法で明らかなごとく「個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成」にある。この理想を時の権力や政策の支配に力をかりて崩壊させようとすることは、そのこと自体すでに最も非中立的である。 しかるに、今くわだてられている教育公務員特例法の改正では、おそらく、教師としては、どんな現実政治の批判も許されなくなるだろう。なぜなら、法律違反の取締りのためには、警察権力は自由に教場に出入して、教師個人々々の言動をさぐるであろうし、懲役と罰金の処罰は、教師たちに真理の

    両者の違いは何か - 今日行く審議会
  • 言いたかったことは - 今日行く審議会

    まず、何もかも常識、当たり前で覆い尽くしてしまう危険というエントリーに対して、直接またははてブの方に多くの方からコメントをいただき、とても感激しています。みなさん、ありがとうございます。いただいたコメントにきちんと個別にレスをすべきだと思うのですが、昨日のエントリーでは書ききれなかったものがあるのでそれも含めて改めて新しいエントリーを書くことにしました。 昨日のエントリーは、外部の人が内部のことについて批判したり、口を出すべきではないという主張をするために書いたのではありません。教員でなくとも教員に対して批判などを行うのは当然のことであり、それを否定するべきではないと考えています。では、なぜあのようなことを書いたのか。その理由を書いておこうと思います。 今、進められている教育改革、特に教員に関する改革は、教員の実情についてきちんと調査し、そこから問題を明らかにし、その問題を解決するための改

    言いたかったことは - 今日行く審議会
  • ABEDAYに思う - 今日行く審議会

    ABEDAY。KOYASUさんの真似をしてみた。安倍氏が自民党の新総裁に選出された。マスコミは圧勝と言うけどそういう印象はない。なぜだろう。これから、教育法の改正が最重点課題となってくる。そうした中でできることは何かなと考えていた。 話は突然飛ぶのだけれど、最近、安倍氏のを読んだのもあってイギリスの教育に関するや論文を読んでいる。その影響もあるのだけれど、サッチャーが登場した当時のイギリスと現在の日とを比較して見たりしている。 閑話休題。安倍氏は教育法の改正を第一の課題としている。そして、教育法改正を含めた教育改革がどのように行われていくのか。それがイギリスの教育を見ていくとよく分かる。 安倍氏が政権についてまず起こることは、教員に対する批判だろう。こんなダメな教員がいる。こんな偏向した教員がいるなどという批判が強まるだろう。そして、安倍氏やその周辺は、その「悪役」である

    ABEDAYに思う - 今日行く審議会
    westerndog
    westerndog 2006/09/21
    「「悪役」である教員を排除し、教育を「正常化」するということで自らを「正義の味方」として演出し、支持を集め、本当の問題から人々の目を背けさせ、教育改革を進め」 最近の産経の記事みてもそういう予感がする
  • 何もかも常識、当たり前で覆い尽くしてしまう危険 - 今日行く審議会

    よく、教員の言動について批判する際に、民間の会社組織なら当たり前のこと、常識だよということを言う。しかし、民間の会社組織の常識が教員に対しても当に適用できるの?と思う。日経新聞のこの社説のような主張には、教育を経済と同一視して経済でうまくいっていること、求められていることは、教育でも当然うまくいくし、求められるのだという考えが背景にある。でも、当にそうかなと思う。確かに教育と経済は様々なところで結びついている。しかし、全く同じものではない。教育には教育の固有性がある。ここでは、教員に限って書いておきたい。 以前、「教師は世間知らずという批判は妥当か」というのを書いた。それをそのままここに書き写しておきたい。 教師は世間知らずであると言うが、そう批判する方々は教師という職業がおかれている社会や文化についてどれくらい知っておられるだろうか。教師と同じように大学を卒業しそのまま専門的な社会へ

    何もかも常識、当たり前で覆い尽くしてしまう危険 - 今日行く審議会
    westerndog
    westerndog 2006/09/19
    kaikai00さんらしからぬ後ろ向きな内容に思えるが、うーん。
  • 子どもの暴力は表象にすぎない - 今日行く審議会

    2006年09月15日(金曜日)付 朝日新聞社説 子どもの暴力 学校だけの問題ではない まず、この社説の最後の部分を引用したい。 小学生の暴力を学校だけの問題に終わらせず、社会を見つめ直すきっかけにしたい。 こう主張しているにも関わらず、この社説では子どもの暴力の問題を2点に集約している。1点目は、家庭の問題。2点目は、社会の変化だ。 暴力に走りがちな子どもについて、二つの共通点が指摘されてきた。一つはストレスや不満をため込んでいることだ。もう一つはストレスの暴発を自制する力が弱いことだ。 どんな不満があるのか。なぜ自制する力が弱いのか。子どもの内面や生活習慣にまで踏み込まなければ、原因を探ることはできない。それには、学校だけでなく、家庭との連携が欠かせない。 親の責任は重い。子どもが不満をため込み、それを抑えきれないというのは、その家庭に問題があると考えざるをえない。親が自分の気持ちをき

    子どもの暴力は表象にすぎない - 今日行く審議会
  • 安倍氏の著書を読んだ - 今日行く審議会

    先日、購入した ISBN:4166605240:detail を読み終えたので、教育分野に限って少し感想などを書いてみる。 まず、安倍氏は、 一九八〇年代、イギリスのサッチャー首相は、サッチャー改革と呼ばれたドラスティックな社会改革をおこなった。イギリス社会には、大きな軋轢を生じさせたが、それは、よりよき未来へむけた、いわば創造的破壊だった。 わたしたちはこの構造改革を、金融ビックバンに象徴される、民営化と市場化の成功例ととらえているはずだ。しかしそればかりではなかった。じつは、サッチャー首相は、イギリス人の精神、とりわけ若者の精神を鍛えなおすという、びっくりするような意識改革をおこなっているのである。それは、壮大な教育改革であった。 と述べている。しかし、その認識は間違っている。大田直子「イギリス新労働党の教育改革‐装置としての「品質保証国家」」『教育学年報』9号 2002年のなかで大田

    安倍氏の著書を読んだ - 今日行く審議会
    westerndog
    westerndog 2006/09/11
    「1、ナショナルカリキュラム内容とテストの導入時期について反対され導入が上手くいかなかったこと 2、学校サービス提供者の多様化を目指したが上手くいかなかった 3、子どもたちの道徳心の低下を招いたこと」
  • キャリア教育に問題はないか - 今日行く審議会

    フリーター、労働時間は正社員並み 残業代未払いも フリーターも学生バイトも働く時間が正社員並みに長い人が多数を占める厳しい労働実態が、若者の労働NPO「POSSE」(今野晴貴代表)の調査でわかった。 POSSEは、働く若者の実態を当事者の立場から発信しようと、中央大や一橋大、東京大などの学生や若年フリーターが結成。調査は6月と7月、若者が多い下北沢(東京都世田谷区)と東京都八王子市内などで15歳から34歳を対象に街頭で聞き取りをした。学生1976人、社会人800人(うち正社員425人、フリーター365人、その他10人)の計2776人が回答した。 フリーターで1日7時間以上働いていたのは71%、週5日以上は73%と正社員並みの実態だった。1週間休みなしというフリーターと正社員が4%以上もいた。学生バイトは1日5時間以上が72%、週3日以上は70%と、長時間化が目立った。正社員の3割近くが1日

    キャリア教育に問題はないか - 今日行く審議会
    westerndog
    westerndog 2006/09/06
    「今行われているキャリア教育は~「内容豊かな職業教育」~「権利としてのキャリア教育」にもなっていない。給与明細の見方さえ知らないとか、労働知識が不足した若者が増えるのは目に見えている。」
  • 念力主義 - 今日行く審議会

    発信箱:「念力」の時代?=藤原章生 「念力主義」という言葉を外務省元主任分析官の佐藤優さんから聞いた。赤い下着をはいて臨めば、外交交渉で成功するとまじめに信じる外相がいたことなどを例に挙げていた。 そんな折、ベストセラー「美しい国へ」(安倍晋三著)と「国家の品格」(藤原正彦著)を読んだ。いずれも「念力のすすめ」に思えた。美しいと念じれば美しい。あると思えば品格はある。人は幻想を抱えた動物だ。虚勢を張れということと読めた。でも、国が病んでいると思う人は念力で気が休まるだろうか。 二つのには共通点がある。著者が海外留学を経て「祖国を誇れない人は外国人に信用されない」という通説を実感したことだ。海外で武道に目覚めた人や、自転車で世界を回る若者からもこの通説を聞かされた。話してみると、底にはコンプレックスがある。そしてあるかどうかもわからないチャンバラ文化をよりどころにする。 秋口には「教育

    念力主義 - 今日行く審議会
    westerndog
    westerndog 2006/09/05
    「「誇りを取り戻せ」「競争に負けるな」というものばかり。そういう「念力主義」の教育改悪がこの秋には本格化する。」