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ブックマーク / mojimoji.hatenablog.com (21)

  • だから死刑には反対する - モジモジ君のブログ。みたいな。

    光市事件について、遂にと言うべきか、死刑判決が出た。 この事件について、これまで発言したことはないが、もちろん、折に触れて報道に触れる以上、何も考えないではなかった。いくつかのことを整理して述べてみる。 率直に言って、村氏の主張については、首肯することはほとんどなかった。ただ、少なくとも、次のようには思う。第一に、その一つ一つのことの中に仮に批判しうる点があるとすれば、具体的にそれを取り出して、検討した上での指摘しなければならない。第二に、仮にそのように批判ができたとして、どうして彼がこのような主張をしなければならなかったかを、踏まえなければならない。つまり、彼は突然にこのような事件の当事者となり、何の準備もないまま、事件に対する態度表明、その理論的正当化、実際の発言と行動、そうしたことをやらねばならない立場におかれた。ゆえに、仮に彼の主張に批判しうることがあるとしても、まずは、過酷な日

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  • 「観客席」への補注 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    ※ 末尾に追記あり+idトラックバックを忘れていたところを追加。(2008/04/06 09:40) 「観客席なんかありません」の記事について、いくつかの注意と、ブクマコメントへのレスなどを書き留めておく。 こういう話をしていると、いつも「自分のことで手いっぱい」という人のことが指摘され(これは分かる)、そういう人は「観客席」にいるしかないではないか、というような意味のことで反論されたりする(これは分からない)。「自分が生きることで手いっぱい」という人については、そのように手いっぱいであること自体が「抑圧と侵害」であり、であるなら、その人は自分が生き延びるためにいっぱいいっぱいの努力をしている(せざるをえない)ということが、つまりは「観客席にはいられない当事者」ということであり、その人自身が生き延びるということ、それ自体が、大事な戦いだと、僕は考えるのだが。それは、チベットで弾圧される誰か

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  • inumash氏へ、「観客席なんかありません」 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    inumash氏からのトラックバック。>http://d.hatena.ne.jp/inumash/20080401/p1 論理の筋道の問題と運動論の問題を摩り替えている、というところは、あちこちで指摘されているとおりだけど、ではなぜこれを摩り替えてはいけないのかというところを付け加えておく。つまり、この種のすり替えは、「運動論として」ダメなのだ、ということ。 だから、例の批判に対して“リソースは有限なのだから”と回答するだけでは不十分なんじゃないかと思うんだよね。単に「左派を叩きたいだけの人」を煙に巻く分にはいいけど、普通に「左派に期待している/いた人」には不誠実に見えるんじゃないかな。 その「左派に期待している/いた人」ってのは、一体誰のことで、今、何をしているんだ?「期待している」というからには、外部にいるんだから、左派じゃないんだよな。かつ、「左派を叩きたいだけの人」、つまり敵でも

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  • 運動の戦略、とか言われるものについて - モジモジ君のブログ。みたいな。

    社民的なものが後退戦を続ける中で「自己批判せよ」みたいな話がよく聞かれる。戦略がバカげているから支持を集められないのだとか、正しいことを述べているだけではダメだとか、まぁ、そういう話。・・・もちろん、戦略は大事だ。しかし、僕が思うような意味での大事さは、巷でしばしば見聞きするところの戦略論とは全然違うものであるらしい。そのあたりのことを、少し整理してみる。 前提を整理しよう。私たちと彼らの目指すものは異なっている。単に方向が違うだけではない。私たちは一部の人たちに重荷を押し付けるようなやり方をやめよう、と言い、むしろその重荷を共に背負うこと、そうした重荷を減らすことを主張すると同時に、重荷を減らすための努力を求めるという意味においてさらなる重荷を背負うことを求める。一方、彼らは、相変わらず重荷を一部の人に押し付け続け、そうした負担から共謀して逃れ、安穏と暮らそう、と誘惑する。どちらの道も同

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  • 小児性愛の何を問題にしたいのか - モジモジ君のブログ。みたいな。

    demianさんの記事とか読みつつ。>「最近のいろいろ」 セクシャルマイノリティ、という一般化 どうもこうしたテーマになると、同性愛者を迫害したり、SMやフェティッシュな志向を持つ人たちを鼻つまみものにしたりというのと同じことを小児性愛者や子供と恋愛関係になってしまう人に対してやってしまう人が多いなと。 これらはすべて、「成人対象の異性愛」という規範からの逸脱として同列に排除されてきた、という歴史はある。しかし、その意味で同列に扱われてきたということは、その含む内容において同列に扱うべきものだということを意味しない。だから、上記引用部におけるdemianさんの指摘は納得がいかない。 そもそも、同性愛やSMやフェティッシュのなにが悪いのか、僕にはさっぱりわかない。べものの好き嫌いとなんら違いが見出せないからだ。批判者の言説においても、それ以上のものを見たことがない。しかし、小児性愛において

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  • 今、この社会でリビングウィルを要求すること──見えない「絶滅政策」 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    edouard-edouardさんに質問をいただいたので、少し正気に返った。「これにふさわしい怒り方が分からない」などと呆けている場合ではない。ともかく、当面、僕にできることは、僕に出来る限りでの解説を試みることなので、そんなことしかできないので、改めて問題を整理してみました(十分なものかは別ですが。ご批判乞う)。 リビングウィルがこの社会で意味すること (1)リビングウィルが直接に意味することについて。リビングウィルがないならば、その人を生かす、ということが医師に課せられた使命になります。医学の力が及ばず、ということは当然ありえますが、医師はその人を生かす、ということに全力で取り組むことが前提となります。──逆に言えば、リビングウィルとは、どの段階で「その人を生かす努力をやめていい」のかを、事前に決める指示書です。「生きる」という事前指示は要りません。だから、リビングウィルは、「死ぬ」こ

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  • 今こそ原子力政策を見直そう - モジモジ君のブログ。みたいな。

    新潟の地震のニュースを見ながら、被災された方々は当に災難だったけれども、原発の事故があの程度で済んだのは不幸中の幸いだったな、とホントに思う*1。けれども、今回の地震を教訓に、世界一の地震大国で大量の原子炉が稼動しているということの意味を考え直す必要がある。今回は幸運だった。しかし、幸運に恵まれることを前提にした社会を作るのはあまりにも恐ろしい。 ※ 以下の記事を読んでも読まなくても、危険地帯の原発の即自停止に向けた署名にご協力を!署名、4月で一端終わってますね。勇み足。また、情報集めてみます。>原発震災を防ぐ全国署名 ※ 「今回は幸運だった」と↑に書いたけれども、でも、全然そうでもないみたい。事故の全貌が明らかになると一体どういうことになるのか。>「日記:原発ダイジョブじゃないよ」@P-Navi infoならびにそこから辿れるリンク 前提としての電力市場概況 近年の日における電力市場

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    westerndog
    westerndog 2007/07/20
    に替わる代替エネルギーの利用を促進していかなければならないなぁと思う。
  • aozora21氏へ - モジモジ君のブログ。みたいな。

    http://d.hatena.ne.jp/aozora21/20070624/1182687859 前半については、こちらの書いた意図についていろいろと誤解されていることもあるけれど、それぞれのところで結論として述べられていることには特に反対しないので、特に訂正しない。最後の「このお気持ちは」以降については、僕とはハッキリと考え方が違うので、その点に触れておく。*1 踏み越えない一線があるのはお互い様 でも、私はあのような罵倒表現はしないしあのような揶揄の仕方はしないのです。全く同じことをしているのに批判しているのなら矛盾ですが、違う表現をしているのはそれなりに理由があり、気をつけていることでもあるのです。 第一。aozora21さんがつけたブクマ・コメントは、chazuke氏に対する罵倒であると、僕は思う。人が何かを言うなら、それがどれほど馬鹿げた言葉であろうとも、それはその人なりの必

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  • zaikabou氏、REV氏のコメントについて、他 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    zaikabou氏やREV氏に応答を要求し、それぞれにブログ上で記事をあげていただいたので、それについてコメントする。他、ブクマコメントなどで気になるところにコメントする。 まずzaikabou氏にしてもREV氏にしても、「ブクマしたからといって賛意を示したとは限らない」とわざわざ言及している。僕は、ただ「該当記事にブクマをつけているzaikabou氏とREV氏にも、「印象批評ではない」見解を聞いてみたい」と述べただけである。両氏とも不思議なことに、「ブクマするとは、Rancelot氏に賛意を示しているのだろう、申し開きをせよ!」という意味に取ったようである。──とまぁ、バカみたいなことを言うのはやめておこう。文脈というのがあるのであって、このような聞き方すればこのように受け取られても(=解釈されても)仕方がなかろうと、僕だって思う。つまりは、「事実と解釈をすりかえる」などと言って断罪する

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  • 誰が誰を罵倒しているのか - モジモジ君のブログ。みたいな。

    えーと「驚異的な根気」の第二弾。とりあえず、一般論から始める。 線引き問題 剥き出しの敵意に直面するというのは結構消耗するもので、まともに受け止めると(受け止めなくても)、気分が悪くなったりはする。頭痛や吐き気がすることもある。罵倒表現もその一つであり、単に「スルーすればよい」と言って済むことではない。実際、スルーすることは可能であるとしても、誰にでも可能であるわけでもないかもしれず、あるいは、スルーするように自らを構築しなきゃいけないと述べるのも何か違う。単に、そこに生じる気分の悪さというものは、それ自体として問題にしていいと思う。そういうのは少ない方がよく、正直、相手にそういう思いをさせるのは忍びない。 ただ、罵倒に限らず、正当な批判をぶつけただけだとこちらが思っている場合でも、それを読み取れないバカというのはいて、そのバカは罵倒されたと理解して、イライラムカムカしていたりするんだろう

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  • Mr_Rancelot氏について - モジモジ君のブログ。みたいな。

    Mr_Rancelot氏との最近のやり取りについて、彼の応答がまったく意味不明なので(面倒だが&簡単にだが)一通りやり取りの周辺を整理してみた。もう、ホントにくだらないので、経緯を知らない人は無視してください。 発端 http://d.hatena.ne.jp/chazuke/20070618 に対して、僕が次のブクマコメントを残した。 いろいろと同感。普段だいたい通読してるからわざわざブクマしてなかったけど、ほとんどの全部の記事にブクマしたい気持ちをこめてここにブクマ。 chazuke氏の記事については、早とちりと思われる誤解もあるけれども(例のekken氏のブクマへの誤解など)、書かれている内容の中には共感できることも多い。だから「いろいろと」同感。他の記事についても、異論があったとしても一読した上で一服考えさせられるようなことは多い。だから「全部の」記事にブクマしたい、とも述べた。普

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  • 道徳的詐術とは何か - モジモジ君のブログ。みたいな。

    発端。「「当は、できるでしょう?」の原初的風景」@G★RDIASより。 たとえば、私がコンビニで200円のおやつを買おうとするという状況を想定する。/目の前に、募金箱がある。そこには「アフガニスタンの人達は、4人家族で200円あれば1日暮らしていける」と書かれてある。/それでも、その文字が目に入りながらも、私はおやつを買うとする。/このときに、私が「募金できない」と言うのは端的に誤っている、ということである。ただ単に私は「募金しない」だけである。/仮に、その200円がないために、アフガニスタンの家族がその1日を生き延びられず、死んだとしよう。すると、事実として「間接的ではあろうが、私は人殺しである」と言えよう。/私は、そういうことを「まずは」嘘をつつみ隠すことなく言おう、と提起している。/これは、「正論の倫理学」なら主張するであろう、「その200円を募金すべきだ」という主張とは全く違う。

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  • 萌え絵に萌えて何が悪い!と言うだけでいいのか? - モジモジ君のブログ。みたいな。

    ロリコン化する社会雑考@G★RDIAS 個人的にも大事な論点だと思っててブックマークしたら、ブクマが8つもついてしまった。kanjinaiさん曰く、「軽く書いたのに、なんかいきなりブックマークで注目されてしまってあせってますが・・」。スイマセン。責任とって記事書きます。…とはいえ、以下に書くことは、僕自身の問題意識であって、文責は当然僕自身にあります。 kanjinaiさんのコメントを、少し引用する。 私が具体的に法的規制を提案しているのは、幼い少女(少年)の実写イメージについてです。絵柄の法的規制までは今回は訴えてはいません。今回訴えたかったのは、「萌えは健康だよ〜」「萌えには性的意味はないよ〜」「萌え図柄を社会にばらまいても誰も傷つけたりはしないよ〜」というのは<嘘>だということです。マスコミは、その嘘に乗っかったうえで、萌え記事を発信しているが、これは問題視したほうがいいというが私の

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    westerndog
    westerndog 2007/04/03
    ※欄「まず前提として、萌え絵を擁護する側は、自分を“普通”だとは思っていない」同意。ただ空気の読めない人種の集まりゆえ、それを自覚してない人も増えてきているのかもしれないのが怖い。
  • keya1984氏への私信──沖縄戦「自決強制」関連 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    「「空気」を気にする日人の精神主義的教育論@Backlash to 1984」に対して、コメントつけたら、反論されたので、返事を返す。たいした内容じゃありません。 米軍はソ連軍とは違い、投降しておれば救われた命は多かったでしょうね。しかしそれは結果論でしょう。「恐怖を煽って」と言いますが、ソ連軍は強姦も拉致も殺害も略奪もし放題だが米軍は投降すればそんなことは少ないよ…などと敗戦前にどうやって知ることができたのですか? 都市への無差別の空襲などを見るにつけ、当時の日人なら「鬼畜米英とはまことであった」と感じていたに相違ありません。 責任転嫁はやめましょう。そんな知ることができたかどうか以前に、日軍としては投降されては不都合だという状況があり(陣地構築などで住民を徴用し、機密が広く知れ渡っていたため)、そのために組織的に投降阻止することを軍の方針にしたんです。それが「軍官民共生共死の方針

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  • 匿名の「ウォッチャー」氏へ - モジモジ君のブログ。みたいな。

    ※ 【追記】は、↑の記事に分離しました。 春野ことりさんのブログのコメント欄に次のような書き込みをした人物がいる。落胆した。すぐに出てきて謝罪してほしい。>ウォッチャー氏 あまり事情がわかっておられないようですが、dojin氏やmojimoji氏はともかく、ajisun氏の怒りないし慨嘆は、患者親族、当事者としてのみならず、医療政策・医療倫理の専門研究者としての、医療従事者における、専門家であるにもかかわらず(むしろそれゆえに?)しばしば見られる無知についての慨嘆も混じっていると思われます。 つまり春野先生は、医師ではあるが保健医療福祉政策について、また医療とケアの倫理学について、あまりにも無知である、と、医療政策・医療倫理の専門家によって断罪されているのです。 とりあえずajisun氏の師匠である立岩真也氏の著書『ALS 不動の身体と息する機械』(医学書院)などを読まれれば、彼らの発想が

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  • 「勝ち組」からの応答──赤木論文を検討する - モジモジ君のブログ。みたいな。

    正直、これできちんとした応答になっているのか自信はない。ないけれども、素通りもできないので考えたことを書いてみる。赤木智弘(id:ClossOver)「「丸山眞男」をひっぱたきたい」について。 今日、飢えて死ぬ人がいる。今日、凍えて死ぬ人がいる。etc...。多少なりとも手を伸ばし、誰かの役に立つような何かをちょこちょことやってはみても、まだ全然足りない。一人の力はとても小さいから、また他人よりは自分のことの方が大事だから、できることをそれなりにやったとしても、いつでも全然足りない。だから、社会の仕組みそのものを変えようと考える。うまくいくかどうかさえ分からないのだが、しかし、仮にこれがうまくいったとしても、そのうまくいったその日までに死に行く人には間に合わない。明日、何もかもがうまくいくとしても、今日、死に行く人には間に合わない。 左派であるとは、こうした状況を変えようとする、ということ

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  • 赤木さんへの一年遅れの応答──論座論文の検討へ向けて - モジモジ君のブログ。みたいな。

    一年前の「問題は「金」という言葉が有するイメージ@深夜のシマネコ読書録」という記事*1。この記事に対してごくごく短い記事をTBした。さらにこれについては「団塊世代ハ神聖ニシテ犯スヘカラス@深夜のシマネコ読書録」という記事の中で、次のように応答された。 結局奪うのではないか、と言うかもしれない。どこが違うのか。少しでも後ろめたさを感じなくていい、そういう影が少なくて済むような金を与えてくれるのが、左翼。金なら同じだと言うのが保守。金以外のものとの両立を目指すのが左翼。金以外のものを差し出せというのが保守。共に取り戻そうと言うのが左翼。奪ったものを奪った相手の目の前にちらつかせることを恥とも思わないのが保守。(mojimojiさん) なんてことは、実際に若者に「そういう影が少なくて済むような金」とやらを与えてから言うべきだ。 左翼は若者から奪うだけで、何も与えていない。 与えているというなら、

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  • 野宿者の公園居住は国際法的に容認されている - モジモジ君のブログ。みたいな。

    先日TBを送ってきたkeya1984氏が「住居の強制撤去について」というエントリを立てている。 まず、こと今件に関して言えば、国際人権規約および一般的意見7に抵触するものではなく、今件に先立つ政府回答の枠内に収まるものであろう。なぜなら、こと今回は「公園を占有していた居住施設の撤去」だからである。締結国を見てみたが、たとえばニューヨークのセントラルパークでもいいし、ロンドンのハイドパークでもいいが、公園内でホームレスが居住施設を建てることを認めているだろうか? 私は、これら諸外国でも公園内にホームレスはいるだろうと思うけれど、国内法にせよ国際条約にせよ、一般的に公園内に居住権を認めて住居の建設を許可している例はないと思う。当たり前であろう、公園という土地に対してそのようなことを法的に認めれば、誰だって勝手に占有して自分の土地建物にしてしまうのだから。行き場のない人の、仮の居場所としてどこま

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  • 野宿者を怖がること - モジモジ君のブログ。みたいな。

    暗い夜道でたまたま女性と通り道が同じになり、中途半端な距離を保ちながら歩くめぐり合わせになってしまったりすることがある。そういうときに、たまーに、駆け足になられたりすることがある。悲しい気持ちになるが、少なくとも腹は立たない。てゆーか、申し訳ない気持ちになる。当に危害を加えられるような可能性は、少なくとも確率的な問題としては、圧倒的に低い。しかし、こういうときに生じる怖さというのは確率的なものとは無縁のものであって、怖さを感じてしまうこと自体は人にもどうにもならないところがある。 野宿者に対して「怖い」と感じる感情も、同様のどうにもならないところに発するものは確かにあるのだろう。山田花子のコメントにしても、分からないではない*1。少なくとも、「怖い」に対して、「当は怖くないよ」を対置しても、それだけでは残されてしまうものがある。そう言われてしまうところはあると思う。 このような意味で

    野宿者を怖がること - モジモジ君のブログ。みたいな。
    westerndog
    westerndog 2007/02/08
    うーん、自分の子供にホームレスを理解させるために触れ合わせたいかと問われたらお断りだよなぁ。つまり怖がってるんじゃなくて、人として目指そうと思う領域の反対側にいる人たちだから避けられるのでは。
  • 野宿者の居住権──不法なのはどちらか - モジモジ君のブログ。みたいな。

    ある人の家にいきなり893がやってきて、「こんど世界賭博ゆう大会をやることになった。お前のうちが会場になる。(おまえらがいるとジャマで目障りだから)○×日までに出て行ってくれ」という通告がある。拒否すると、真冬のある朝どやどやと893が乗り込んできて、暴力的に住人を外に追い出し、家を破壊した。 こんな事件があったなら、どう考えても(あえてこの表現を使うが)「自然な」反応は「それはひどい」になるはずだと思うのである。ところが、893が警察と市の職員、「世界賭博」が「世界陸上」に、そして、追い出される人が「ホームレス」である、ということになると「しょうがない」が「自然」な反応である……? 当にそうだろうか? もちろん、これは、今朝あった大阪長居公園での野宿者強制排除のことである。*1 あーはいはいそれはひどい893ですねワロスワロス。しかし公園は家ではありませんよね? http://d.ha

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    westerndog
    westerndog 2007/02/06
    うーん、そしたら「適切な住居」をニートにも死ぬまで与え続けることが行政サービスの役割となってしまうわなぁ