『ミーン・ストリート』(Mean Streets/1973) 『ダーティ・ダンシング』(Dirty Dancing/1987) これから観る映画のオープニングに、期待に胸躍らせる人は多いと思う。 ──長い予告編が終わってスクリーンが広がり、映画会社のロゴマークが現れていよいよ本編が始まる。これから映し出される物語の入口。観る者の心の鼓動を左右する大切な数分間。 そんな中、誰だって釘付けになるような、ひときわ印象的なオープニングを放つ映画がある。その余韻が次のシーンになっても呼吸していて、全編に渡って一貫したスピリットを与えている。 今回紹介したいのは、ジャンルはまったく違うのに奇しくも幕開けに“同じ曲”を使用した映画2本。その曲があったからこそ、長く語り継がれるような作品になっているかもしれないほど、そのオープニングのインパクトが余りにも大きい。曲と場面が完璧に溶け合っていて、何年経っても
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