京都名物の食べ物といえば、おばんさい、八ツ橋、京野菜……と次々に出てくるが、ぶぶ漬け(お茶漬け)というのも、ある。 メルカリ調べによると、京都の人はメルカリで梅とぶぶ漬けを買いがちらしい。 梅とぶぶ漬け。梅はお茶漬けにのせて食べるのだろうか。メルカリで探して買うくらい好きなのだろうか。 想像しただけでよだれがでてきた。 「ぶぶ漬けでもいかがどす」 ただ、京都のぶぶ漬け(お茶漬け)には、いわゆる「ぶぶ漬けでもいかがどす(もう帰れ)」みたいな、いけずな京都人の性格を表すミームとしてのネガティブなイメージが、ちょっとある。 しかし、お漬物といえば京漬物というイメージがあるし、宇治のお茶もあるのだから、京都のぶぶ漬けがまずいわけがない。 というわけで、京都のお茶漬け専門店に行って、お茶漬けを食べてみたい。 今回訪れたのは東山区清水の「阿古屋茶屋」、店は産寧坂近くのまさに観光地のど真ん中にひっそりあ