山口県周南市(旧徳山市)は戦後に瀬戸内コンビナート地帯の工業都市として栄えてきた街だが、戦前までは海軍燃料廠があり、戦時中には市街地が空襲を受けて壊滅状態になるなどしてきた街だ。戦争末期に追い詰められた日本海軍は「人間魚雷」と呼ばれた特攻兵器「回天」を開発した。その特攻隊の基地があったのが徳山市街地の沖10キロの位置に浮かぶ大津島だ。 この大津島へは徳山港から1日9便出ている大津島巡航のフェリーに乗って行く事が出来る。徳山駅の新幹線口を降りると港はすぐ近くにある。 乗船料金を払いチケットを片手にフェリー乗り場に入る。ドック入りの為か運航予定が代わり右側の「鼓海Ⅱ」ではなく左側の小さな船に乗って行く事になった。 それはいいのだがフェリーの名前まで「回天」だった。お願いだから特攻しないで。普段の運航スケジュールでは乗れない船なので、レアな体験だったかも知れない。 で、回天の特攻隊基地跡に近い馬
![特攻兵器・人間魚雷“回天”の島…周南市「大津島」上陸記 - 新日本DEEP案内](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/19243973742347c5313f895a9a78fae0dfe0b77a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi0.wp.com%2Fdeepannai.info%2Fwp-content%2Fuploads%2F2014%2F02%2F930f3434426e1f169660c4a434bc5abf.jpg%3Ffit%3D799%252C533%26ssl%3D1)