川島:第18回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門の大賞をIngressが受賞し、その受賞贈呈式に行った後、審査員と話す機会がありました。その時に「巨人のドシン(1999年に任天堂から発売されたNINTENDO64用テレビゲーム)」などを手掛けたゲームクリエーターの飯田和敏さんに、「Ingressはメディアアートなんです」と言われました。要するに、ゲーミフィケーションができる可能性とか、社会的問題の解決だとかいろいろなものができると言われていながら実例がなかったところに、Ingressが現れたというわけです。 メディアアートは定義が難しいと思いますが、現実を変えるようなもの、メディアやテクノロジの観点から、現実に影響を及ぼすような、化学変化を引き起こすような何か、そういうところをメディアアートとして評価されて、今回受賞に至ったのかなと思います。 いつ頃からIngressがメディアア

