都営地下鉄の浅草線でことし1月と2月に見つかったレールの破断は、トンネル内の漏水によるレールの腐食などが原因とみられることが分かり、東京都交通局は腐食が進んだレールを早期に交換するなどの再発防止策を進めることにしています。 それによりますと、1月20日に浅草駅と本所吾妻橋駅の間で発生した破断は、急カーブしたレールの部分にトンネル内の漏水による腐食が起き、その後も列車が走行した結果、亀裂が入ったことが原因とみられています。 また2月1日に泉岳寺駅と三田駅の間で発生したレールの破断は、レールの車輪と接する面にわずかな段差ができ、車輪からの衝撃が繰り返しレールに加わって亀裂が入ったことが原因とみられています。 これを受けて都の交通局は、都営地下鉄の全線について、急カーブの部分で腐食が進んでいるレールをことし6月末までに交換することや、レールに段差がある場合、削って平らにすることなどの再発防止策を