南アフリカ国鉄25型蒸気機関車(みなみアフリカこくてつ25がたじょうききかんしゃ)は、南アフリカ連邦鉄道(南アフリカ国鉄 SAR: South Africa Railway)が使用していた蒸気機関車である。 南アフリカでは、当初ケープタウン(Capetown)から標準軌の鉄道が建設されたが、海岸から少し離れた場所にあるマイル台地と呼ばれる標高1,000 - 1,500 メートルの地帯への登坂に苦しみ、より急曲線を許容できる3フィート6インチ(1,067 mm)狭軌への改軌を選択した。これにより狭軌の鉄道網が全国に敷設されていくことになる。しかしながら、3C政策に伴ってケープタウンとカイロ(Cairo)を結んでアフリカ大陸を縦断する鉄道を建設するイギリスの構想のため、当初から大陸を縦断するにふさわしい規格で建設が行われ、狭軌ながら車両限界は大きく、許容軸重も随時強化が進められ、1930年代に