神社から賽銭(さいせん)を盗んだとして、千葉県警君津署は1日、窃盗(賽銭盗)の現行犯で、住所不定、無職の男(39)を逮捕した。同署によると、男の所持金は100円以下で、「お金がなくておなかが減っていたので、食べ物を買おうと思った」と供述しているという。 同署の調べでは、男は同日午後1時10分ごろ、同県君津市人見の「金比羅神社」の社殿内の賽銭箱から現金140円を盗んだとされる。参拝にきた男性(49)が犯行を目撃し取り押さえた。 同署によると、神社は無人で、社殿には外から解錠できる棒状の鍵がかかっているだけだった。賽銭箱には当時141円が入っていたという。男は「同じ神社で何回かやった」と話していることから、同署で詳しく捜査している。