北東北大学野球リーグで活躍した青森大学の一関章太投手(22)が、ベルギーのプロ野球チーム「ナミュールエンジェルス」に入団することが決まった。 ベルギーの球団に日本人が入団するのは初。一関投手は29日、入団報告の記者会見に臨み、「誰も行ったことのない国で結果を出したい。わくわくする」と意気込みを語った。 181センチ、81キロの右腕から繰り出す最速144キロの直球と、落差のあるフォークが持ち味。北東北大学野球リーグでは14試合に登板し、通算成績は5勝2敗、防御率2・66の結果を残した。同大の津屋晃監督が「物おじしない勝負強さは海外向き」と海外挑戦を勧めた。 当初は米独立リーグや台湾でのプレーも視野に入れたが、右肩のけがが病み上がりなこともあり、2月末に打診のあったナミュールエンジェルス入りを決めた。「まずはベルギーで精いっぱい結果を出し、ほかのチームに認められるようになれば」と闘志を燃やした