カプコンを退社し、コンセプト/インターセプトを設立した稲船敬二氏が、日本のゲーム業界の復活にはクリエーターをきちんと評価する事が不可欠であると語っています。 ▼ 日本のゲーム業界が抱える問題に関しては、以前からお話をされていましたが、復活するためには何が必要なんでしょうか? 稲船敬二: 落ち着いてしまった感がある。言い換えれば、もうハングリーじゃなくなってしまったのかもしれない。本気で何か大きい事を成し遂げようという会社やスタジオ・マネージャーがあまりいないので、そうした感覚を取り戻す何かが必要だろう。 ▼ ゲーム業界により大きな経済危機が訪れないと、再建の必要性に気付かないと思いますか? 稲船敬二: 確かにそれはあるかもしれないが、経済危機といえば、日本は地震のせいで特に大きな影響を受けたとはいえ、世界中が影響を受けている。 だが本質的には、ゲームでも他の何かでも良いが、日本国民に勇気を