30以上の小学校で教えた経験を持ち、中学校国語免許も持つ須貝誠さんという方が、「直接書かれていない登場人物の心情はわからないので、それを答えさせるのはおかしい」という主張をされています。今日はこの主張について、大真面目に、長く、書いてみたいと思います。 なぜそうするかというと、こういう主張って「解釈は自由なはずなのに教員に否定された」経験からの不満や、「一義的に意味の定まらない小説よりも、まずは明確な根拠を持って議論できる文章を読み取る論理的読解力が大事!」的な捉え方とも結びつきやすいかな、と思ったからです。安易にそうならないよう、現場の一教員がどう考えているのかを記しておくことに意味がある、と思いました。 さて、問題の主張は、以下のリンク先にあります。 この筆者の主張 この筆者の主張は、この記事の後半で次のようにまとめられていました(以下は、引用ではなく、あすこまによる要約です)。 物語