大阪府交野市は、市長公用車のトヨタプリウスを官公庁オークションに出品して売却すると発表した。財政健全化に向けた効率化の一環。山本景市長は「市のミニバンで公務にあたるので問題ない」としている。 同市では公用車の稼働率にムラがあるとして緊急車両などを除く約70台のうち1割程度の台数削減を目指しており、共用化のためのウェブ管理を試行している。削減の先頭を切って6月下旬から入札が行われるオークションに市長公用車を出品することにした。 プリウスは12年前に約230万円で購入。走行距離は約7万3千キロ。燃料費、保険代、車検代(隔年)で年間約19万5千円の経費がかかる。外装や走行にも問題はないという。 昨年9月に初当選した山本市長は、市制施行時から歴代市長が約50年にわたって使用した市長室の机やサイドボードなどをオークションに出し、計50万円で売却。その後は私物の机などを持ち込んで公務にあたっていたが、