サッカー・J1浦和のサポーターが昨年8月に暴徒化した問題で、原因を分析して再発防止案を提言する第三者委員会が、浦和の一部サポーターの〝勘違い〟を厳しく指摘した。2月16日にさいたま市内で公開シンポジウムを開き、第三者委は「一部サポーターが『熱量のある浦和サポーターは違反行為も許される』と考えている」とばっさり。理解しがたい開き直りへ至る経緯には浦和ならではの特異事情があるとの見解を示し、クラブにサポーターとの関係正常化を提言した。 浦和サポーターが暴走したのは、昨年8月2日に名古屋市内で行われた天皇杯4回戦の名古屋戦だ。0-3で大敗した後に両クラブのサポーター間でトラブルが発生し、浦和サポーターの一部がピッチ乱入や器物損壊行為に及んだ。浦和や日本サッカー協会はそれぞれ関係者を無期限、有期限の入場禁止処分などとしたほか、日本協会は浦和から2024年度天皇杯参加資格を剥奪した。 法曹、医療、ス